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ある龍の物語  作者: まっこ
第2章 臥龍
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12 新たな魔道具の作成(7)

 その日の夜……


(あの、シーソーを魔道具に組み込めば、押した後に勝手に上がってくるように出来ると思うのじゃ)


 地面の上に小さなシーソーを再現して、片方を指で押す。

 当然ながら押した側は下に下がり、反対側が上に上がる。


(押した後に上がってくるようにする為には、棒のない方が下がる様にすれば良いのじゃ。

 下がるようにする為には、棒のない方が重ければ良いのじゃ)


 重い物……と考えて、土魔法でおもりを考えた。


(これで、上手く行くはずなのじゃ……)


 細長い小さな板の片方に土魔法で盛り上げた。

 その状態で、指でおもりがない方を押し込むと、おもりの乗った方が上がる。

 指を離すとおもりのある方へと音を立てて傾いた。


(これを中に入れて、棒がずれないようにすればいいのじゃ)


 小さな木の板へ土魔法で作ったおもりを付けて、箱の底へと設置する。

 箱の側面には、これまた土魔法で作った四角形の中へ棒を通しておいた。

 蓋に穴を開けてそこへ棒を通して、動作確認をしてみる。


(良い感じなのじゃ)


 おもりの先に魔法を発動、停止させる石を置けば、そのまま魔法の制御に使えるだろう。

 2~3回試したところで、棒を押し込んだ後に上がってくる勢いが強すぎて、棒が飛び出す寸前まで上がってきてしまった。

 その為、箱の中に作った四角形から棒が外れてしまい、小さなシーソーを上手く押せなくなってしまった。


(飛び出さないようにしないといけないのじゃ)


 箱を開けて、四角形の中へ棒を通した後、棒の途中に土魔法で小さな突起を作った。


(これで大丈夫なはずなのじゃ)


 再び、2~3回棒を押し込む。

 前には勢いよく棒が飛び出してきたような勢いの時でも、ものが当たる音がしただけで飛び出てくる様子は無かった。


(これで良いのじゃ。

 まずは、こちら側を完成させるのじゃ)


 ヴィーヴルは、自身の鱗を箱の中と蓋の裏へと張り付けていく。

 そして、その鱗の表面に自身の血を塗り付ける。

 これで、箱を閉じている間は魔力が満たされることとなる。


(同じものをもう1つ作るのじゃ)


 1度作ったものだから、もう1つはすぐに出来上がった。


(あとは、あの石に魔法を入れるだけなのじゃ)


 水晶の中に魔力を注ぎ込み、発動、停止条件を設定して蓋の裏へと魔力の籠められた水晶を括り付けた。

 こうして、2つの魔道具が完成した。


(明日の朝、サーシャちゃんに渡せるのじゃ)


 ヴィーヴルは、少し遅い睡眠の為、寝床へと向かった。


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