表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある龍の物語  作者: まっこ
第2章 臥龍
51/344

11 新たな魔道具の作成(6)

 2人は絵本を読んでいた。

 既に1度は読んだものではあるが、再び読み返していた。


 2人の絵本を読むペースが速すぎて、サーシャの手持ちの絵本はもう既にすべて読み終わっていた。

 それでも、文字の勉強を兼ねて何度も読み直すこととしていた。


 暫く読んでいて、シーソーで遊ぶ場面が描かれていた。


「サーシャちゃん、これはどんな遊びなのじゃ?」


「これはね、かたっぽがさがるとはんたいがわがあがるんだよ」


「ふ~ん、面白いのじゃ?」


「う~ん、サーシャはブランコのほうがすきだな~」


 どうやら、サーシャもシーソーはあまりお好みでは無い様だ。

 シーソーは1人では遊べない。

 ヴィーヴルが来るまではサーシャ1人だったことを考えると、致し方ないのかも知れない。


「そうなのじゃ……ブランコってどんな物なのじゃ?」


「ブランコはねぇ……たしか、あのえほんにあったとおもうけど……」


 サーシャは絵本の山から目当ての絵本を探し始めた。


(片方が下がると、反対側が上がるのじゃ……)


 ヴィーヴルは絵本の中のシーソーを見つめている。


「ヴィーヴルちゃん、あったよ~」


 サーシャはブランコが描かれている絵本をヴィーヴルの前に差し出し、ブランコを指さしていた。


「あ~、これがそうなのじゃ……」


 そう言いながらも、ヴィーヴルの意識は他の所へと向いていた。


(今作っている魔道具に使えないのじゃ?)


「サーシャちゃん、シーソーってどういう風に作るのか分かるのじゃ?」


「シーソー? ちょっと待ってね」


 木の棒と木の板を持ってきて、棒を横に置いて板を上に置いた。


「ヴィーヴルちゃんは、そっちがわをおしてみて」


 ヴィーヴルは言われた側を押してみた。


「そして、サーシャがこっちがわをおすと、そっちがあがるんだよ」


 サーシャが反対側を押すと、ヴィーヴルの側が上がる。


「そして、サーシャがおすのをやめると……」


 サーシャの側が上がり、ヴィーヴルの側は下がった。


「これをなんかいもくりかえして、あそぶんだよ」


「面白さが分からないのじゃ」


「サーシャもそうおもうんだよね~」


(面白さは分からないのじゃ。

 しかし、魔道具には使えそうなのじゃ)


「ヴィーヴルちゃん、ブランコつくれないかな?」


「ブランコをじゃ? 作り方を教えてくれれば作れるかもしれないのじゃ」


 2人はブランコを作ろうと画策してみたのだが、縄を用意することが出来ず一時保留することとなった。

 サーシャには、網の作り方に続いて縄の入手について父親に聞くというミッションが追加された。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ