表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある龍の物語  作者: まっこ
第2章 臥龍
46/344

06 新たな魔道具の作成(1)

 木のくり抜きが終わった後、2人は箱の蓋となるものを木の皮で編んだ。

 慣れてきたのか、これは半日ぐらいで終えることが出来た。


「ヴィーヴルちゃん、もうおわり?」


「うん、終わりなのじゃ。

 後は、貰った石に魔力を籠めて箱の中へと入れるだけなのじゃ」


「やった~」


「出来上がったら持ってくるのじゃ」


「たのしみにまってるね」


 サーシャとの魔道具作りはここまでだ。

 この後は、ヴィーヴルが1人でやる事しか残っていない。

 暫くの間、昼間はサーシャと会って遊んだり、絵本を読んだり……などで時を過ごし、夜に洞窟へ帰って来てから魔道具作りを進める事になると思われた。


 人間の子供ならば夜は眠くなってしまうし、寝ないと次の日に影響が出てしまうだろう。

 だが、ヴィーヴルは違う。

 2日、3日程度の不眠ならば何の問題もない。

 夜通し作業しても次の日に影響が出ることは無いし、却って夜に作業した方が何の邪魔がないので集中して作業が出来る。


 実際、水晶へと魔力を籠め始めた初日は、作業に集中しすぎて夜が明けたことに気が付かなかった。

 サーシャから「ヴィーヴルちゃん、きょうはこないの?」と言葉を届ける魔道具で催促されて慌ててサーシャの下へと向かった。


「きょうはどうくつをたんけんしたいんだけど、いい?」


「分かったのじゃ。

 でも、何故なのじゃ?」


「ヴィーヴルちゃんに、きれいないしをあげたでしょ? すくなくなったから、またさがしておきたいな~っておもったんだ」


「そうなのじゃ……では、洞窟に行くのじゃ」


 2人は洞窟の中で水晶のかけらを探した。

 そして、夜になるとサーシャを家へと送り届け、洞窟へ帰ってくると再び魔道具作りを再開するという生活を続けた。


(ここが上手く行かないのじゃ……周りを何かで囲わないといけないのじゃ……)


 ヴィーヴルは魔道具に魔力を集めてくる魔法を作り出した。

 その魔法を作り出せたきっかけは、ふとした思い付きだった。


(妾が魔法を使った後に、回復する魔力は何処から来るのじゃ?)


 魔法を使うには魔力が必要になる。

 魔法の威力は、魔法に注ぎ込んだ魔力の量により変わってくる。

 一度に使える魔力の量は、己の中にどれだけ魔力を溜めて置けるかにより異なる。

 使われた魔力は、時間が経てば自然に回復するのだが、では、その魔力は何処から来るのか?


(身体の中に、魔力を作り出す何かがあるのじゃ?)


 ヴィーヴルの魔力の元探しの旅が始まった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ