取り返そうとするもの
幼いころ、、、いや照れ隠しはやめよう
今も「ヒーロー」の存在に憧れを抱いている
様々なヒーローが居たものだ
等身大だったり、多人数だったり、高層ビルくらいの大きさだったり
そのどれにも憧れた
かっこよく、強く、負けなかった
いつかヒーローになってやると本気で思った
《十数年後》
そりゃ、「夢」を叶えようと頑張ったよ
身体を鍛えてリーダーシップ取って仲間のために立ち上がる
ようなかっこいい存在
でも「いろいろ」と「忙しくてさ」
ほら、「なかなか」「時間」て「限られる」じゃない?
「あとでがんばろ」「まだ大丈夫」って思ってはいたんだけど
「そう考えているうちに時間も年齢も重ねていくじゃない?
それって止めようないしどうしようもないからさぁ」
「あぁ、それにほら容姿もイケメンの部類には入らないし特技もないし
なんかこれって武器もないから、受けたところで落ちまくる気がするんだよね」
「だったら現実見て普通に生活したほうがマシかなぁなんて気持ちになるし
周り見たらみんな足並みそろえて社会に飛び出してるわけだし、おいおい
いつまで夢見てんだよ(笑)ってさぁ、これ普通の思考じゃん?」
・・・でもさ、周りの連中ってやりたいこと叶えたいことを掴み取ろうとしてんのよ
どういう過程踏んで今に至るかなんて想像できないけど、キラキラしてるんだよ
周りと比較した時にさ、もしかして既にどん底に落ちてて這いずり回ってるだけじゃないか
と思う時が多くなってきてて・・・
出来ることなら夢掴み取ってキラキラしたかったよ
・・・もう40だけど、もう一度夢追いかけようかな
「まだ時間もチャンスもあるはず、夢は諦めなければ叶う!」
「もう一度チャレンジしよう、大丈夫だ」
「善は急げ、行動だ!」・・・
《十数年後》