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異世界なのだから最強の剣を求めるのは普通だろ  作者: 雪兎
序章 異世界と魔法と剣と
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プロローグ

何が有っても最後まで完成させる それだけは絶対

全体の話数は200話以上が目標


更新しました。少しこざっぱり書きすぎと意見が有りましたので少し自身の経験を元に足してみました

 機械が、騒音を立てながら動き続け耳が痛い位だ。それに、機械が動くたびにススが舞う。

 本当に劣悪な環境だと俺は思う、そして今日は一段と……


「熱い・・・」


 額に滲む。汗を拭いながら呟くが、汗を拭くと顔にススが纏わり付いていく。でも、そんな物を気にして仕事はできない。

 それが、毎日の光景であるが、今日は一段と熱く感じられる。


 それもそのはず、溶鉱炉では1447度の液体化した鉄が何十トンも有り。

高炉からは、金属の揮発する匂いと火花が絶えず飛び跳ねているのだから熱いのはあたり前だ。

 それにしても、今日は異常なくらい暑い。

そして、何より金属を溶かす時の匂いが濃い。

 石炭が燃え、金属を溶かす。その時の、酸っぱいと言うか……例えるなら、酢と酒と炭と蝋燭を同時に気化させて、卵を腐らせた。そんな、何とも言えない臭いなんだ。


「今日は、一段と暑くないか? それに濃いよな?」

 基本工場内では大声で叫ばないと聞こえない、そのため日常で声が大きくなり疎まれる。

 本当に職業病だろう。


「確かに、おかしいですね……いつもなら、僕も笑いながら話せますけど。今日はむりですよ」


 俺は、後輩と一段と暑い事について話していた。

 何時もなら、笑いながら「何時も暑いじゃないですか」と軽口を吐くが。今日の後輩は、珍しく入社時と同様の顔に少し咳き込んで返してくる。

 まるで、初めてコイツが来た時を思い出す。あの時は、臭いと熱気で3時間でぶっ倒れていた。流石に、倒れないだろうが、同じ失敗はしたくない



「おい、ちょっと異常だ。詰め所に行って、確認して来い。何か有ってからじゃ洒落にならない。それに、お前が倒れてやれ労災が、とか言われるのは嫌だからな」


 流石の、ブラック&ブラックの工場ではあるが、これは異常だ。他の作業員も何やら騒がしい。

 それに、勤続1年以上の人間がここまでなるのも珍しい。そのため俺は、後輩に詰め所に確認と休息がてらに走らせることにした。


「仕方ないですね。持ち場を離れて怒られたりしたら先輩が全部責任取ってくださいね」


 俺はああ、とだけ返事をして走っていく後輩を見送った。

 後輩が、防火扉の向こうに行ったのを確認した時だった……


 巨大な、坩堝を掴む機械が動き始め。何名かの作業員が、ぎゃあぎゃあ言っていた。

 機械音で詳しくは聞こえない。でも、気になって目をやると。


 坩堝を掴むアームが外れ、地獄の釜が開かれてしまったのだ。



 火花を飛び散らせながら、真っ赤に輝く液体が流れ出た。

 地面へと落下していき、地面に付くと嫌な音を立てながら煙が出――

 閃光と共に、強烈な爆裂音が耳を打ちつけ、体が持っていかれる程の衝撃が走った。

 近くの溶鉱炉も、爆発の影響で破損し崩れていくと、同時真っ赤に溶けた鉄が――――


 そこで、俺こと「棟金(むねがね) 庵」の生の記憶は途切れた。


(ああっ俺死んだよな……金属で溶かされて、うわぇ、想像したくねぇぇぇ)


(あれ? でもなんでこんな思考ができるんだ? 俺って死んだんだよな? もしかして生きて……いやいや生きててもアレだよなどう考えても……うへぇ)


「もし」


(? なんだ声? いやいや)


「もし? 聞こえてますよねぇ?」


(幻聴幻聴ww そんな漫画や小説みたいに、神だとか女神が貴女は死にました。でも、貴方には異世界でなんて事があるわけないない)


「えっ? あのその通り。棟金(むながね) 庵さん貴方は異世界に転生する権利を得ました。それより……人って溶けるんですね、皮が爛れて、肉は焼けるように……あっでも最初は美味しい焼肉の匂いがしていましたよ」


(嫌ぁぁグロイグロイ、てっ焼肉って食いしんぼうか? って、え? ダレ? 何?)


 振り返ったら? 振り返ってるか? わからんがそこには、典型的なドジっ子容姿の女性が立っていた。


「ドジっ子って、酷いですよょょ、これでも私は『神』って呼ばれるそんざいなんだよぉ」


『神』を自称する女性は、胸をはり両手を腰に付け威張ったポーズをしているが、威厳もクソもない。


(でっ自称『神』漫画の冒頭のような台詞を宣っていましたけど本気ですか? 頭沸いてませんか? あと勝手に人の思考を読まないでください)


「ふぇ? ……えぇぇぇ? ちょっとひどくないですかぁぁ? 沸いてませんし本気ですよぉ、棟金 庵さんは、異世界に転生して第二の人生を歩んでもらう事が決定したんですよぉ」


(決定したって、誰が、どんな理由できめたんですか?)


 俺の言葉を聴くと、自称『神』は、自分を指差し


「私が、決めたんですけど? あと、理由ですか? 理由なんて簡単ですよぉ。輪廻転生ってやつですよ、聞いた事ないですかぁ? 全員ではないですけどぉ、一定数の人は、私が決めた世界に割り振って、転生させるんですぅ。たまたま、貴方が別の世界に転生するって、サイコロ……ああっと、と言うことで、棟金(むねがね) 庵さん、 異世界へと、転生しちゃってくださいねぇ」


 自称『神』は「てぃ」という掛け声と共に魔法陣を展開して、俺を転生させる。


(おい自称『神』、権利とか言って強制的に転生しよ……)


 人の話の途中で人の話も聞かずに自称『神』は重ねるようにニコやかな笑顔と共に言い放つ。


「棟金 庵さん 第二の人生たのしんでくださいねぇ。あっそうそう、転生に伴い貴方には私から恩寵を授けていますのでぇ、有効活用してくださいねぇ。それでは、輪廻の輪から抜けれるよう、れっつトライアゲイン」


 手を振りながら言い放ちやがった。


(人の話を聞けェェェ)


 叫びは空しく響きながら、俺は視界が真っ白になった。


「……ト」


(声? 優しい声だ、それにしても体が動かない、声も出ない。おっ! 視界が!!!)


 視界に映った物は小さな手。その手をソッと掴む優しそうな女性の姿だった。


「ヒルト、起きちゃったのね」


 その女性は俺を抱き上げ、慈愛に満ちた微笑を見せてくれた。


「あうぅあうぅ」(くそ喋れない、ちょっ、え?)


「お腹が減ったのかしらね」


 そう言うと服のボタンを外して乳房を出し、俺を抱き抱え口元に乳房をあてがった。


(おいおいおい……自我の有る状態でこれはヤバイって。目の前にオッパイが。現実世界じゃ童貞で生乳なんて拝んだ事が無い俺の目の前に生乳が)


 テンパる乳幼児に心配そうな視線をおくる母親の女性。


「今帰ったぞ」


 ドアの開く音と共に大きな声が響きわたり、男は母親の女性に近づき俺を挟んで抱き合った後に、厳つい顔を俺に近づけると、


「起きてたのかヒルト、いい子にしてたか」


 俺のホッペにキスをカマした。


 髭が痛い。そして懐かしい匂いがした。俺はその懐かしい金属と汗の混じった匂いで眠ってしまった。






 その後、生乳と髭と裸と親のくんずほぐれつの音を聞く修羅場をくぐる乳幼児期を過ごした事をここにのみ記しておく。

とりあえず 短いですが プロローグを書いてみました


まだまだ拙く文章能力の欠片もない作文のような感じですがこれからも更新して行こうと思います


皆様の意見 感想を見て文章能力を上げて成長していけるよう頑張ります

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