表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/13

5/21 01:25

 今日は酔っていない。だから今から、ウォッカのオランジーナ割を飲む。ベースの奴に何かを言いたくてとりあえず言うのだが、酒に酔っているみたいな取り止めのない具体性のない言葉しか出ず、歯がゆい思いをする。なので文に書いてオレが言いたい事をまとめて具体的なものにする。


 オレとお前はまず、頭がおかしい。頭がおかしいというのはまあ共通意識を元にした甘えた言い方なので、なるだけ平たく客観的な言い方をすると、多数派とは全然違う考え方をする脳みそになってしまっている。脳みそは遺伝子から受け継ぐ情報もあるだろうが、(例えば、オレの好きなミュージシャンは皆、親戚一同音楽一家、といった人々が多い。)記憶から作られる事も多いと思う。それで何故だかはわからないが、オレ(お前を入れると勝手な決め付けになってしまうので一人称のみとする)はその少数派に属する脳味噌になってしまっていて、普通の人間ならば感傷に浸ったりできるような音楽本事柄を、どこか気持ち悪いと嫌悪感を覚えてしまうようになっている。もしかするとそれはポーズか何かかもしれないが、ともかく吐き気がする事は事実で、本当に吐きそうに、気持ち悪い思いをしてしまう。

 でもオレには生殖器がついていて、溜まってほしくもないのに精子は溜まり、どこかで人に受け入れてほしいという願望を持っていて、その究極は精子を吐き出し受け入れてもらうこと、まあつまりはセックスになる。それでも普通の女、つまりは多数派の女とそういう事をしようとすると(オレは別にホモではないのだが、女に限らず男でもいい。セックスでなく別の言葉に置き換えてもいいかもしれない。)まずウソをつかなくてはならない。オレはセックスのことなんか少しも考えていないし、そういう事もなく、ただ君の事が気になって、気にかけているだけなんだ、という、いわゆる普通の人が感傷を感じるようなアプローチをしなければならない。

 それはなぜかというと、結局のところ、オレ達に有無を言わせないような能力がないからである。

 極端な話、オレが世界一腕力が強かったり、世界一走るのが速かったりしたら、そういうウソをつかなくても済む。セックスしたいんだ、という意思さえ伝えれば、大体の人間はさせてくれるだろう。あるいは、滅茶苦茶に絵がうまいとかでもいいかもしれない。

 じゃあどうすればいいかというと、普通の人間ならまずしないだろう、という見えない壁、つまりは道徳の壁だとか法律だとかを乗り越えなければならない。しかし、強姦は受け入れられたことにはならない。

 それならばまず思い浮かぶのが、革命家である。チェ・ゲバラのようになればその、ウソをつかなくても、自分の思うまま、頭のおかしい少数派のまま生きていく事ができる。しかしこれはオレの個人的な感情になるのだが、オレは爆発だとか、人を殺す事をしたくない。

 じゃあ、ロックスターになるしかないじゃないか。頭がおかしければおかしいほど、それを肯定される職業というのは、ロックスターか、小説家か、革命家でしかありえない。単純に、それだけの話がしたくて、そのためにオレは燃え上がらないといけない、という話をしたくて、じゃあオレも燃えなきゃいけないな、というレスポンスが欲しかった。


 あ、なんか面白くない話だな。そもそも、別にオレ一人ロックスターになるため燃え上がればいいだけの話じゃないか。


 オレは何が言いたいのだろう。オレはきっと彼が思う以上に彼に期待していて、彼にもそうなって欲しいのだと思う。


 仮にオレと同じぐらい頭のおかしい女が居れば、オレはセックスが最終目標だなんていうバカみたいな事は考えずに済んだのだろう。なぜかというと、そういう興味深い、人づきあいをしたくなるような人間が居なかったからでそれでオレは肉体が求める到達点であるセックスのことを書いているのだろう。世間のオレの眼に入る女にそういう女はいないし、仮に居ても、オレより力のある頭のおかしい奴かそう見せてる奴が持っていってしまうだけの話で、そいつらを踏み潰すためには、そうなるしかない。お前はくだらない女にくだらないウソと卑屈な笑みを浮かべて棺おけに入るような人間じゃないと言いたいのかもしれない。


 今、娯楽商業施設の近くで働いている。そういうところにいる、多数派の人間の会話話生態を見ていると、気が狂いそうになる。オレは多分他人と関わる、というか、眼に入ってしまうような所でやる仕事にあまり向いていないんだろう。


 自殺を行う直前にとらわれていた妄想で、オレはどうやっても絵の中には溶け込めないから、頭の頭蓋骨をぶっ壊して、そこから出る脳味噌を世界にぬりたくって、オレが見えなくなるまで薄く薄くヘラで延ばしていきたいと思っていた。そうすれば世間にやっと溶け込めるという妄想にとらわれていた。


 オレはだいぶ頭のおかしい事を書いていると思う。理性ではわかっていて、うわあこれはちょっとやばいなあ、とはなっているのだけれども、そういう考えが次から次からもぐらたたきのように出てくるので、それはもう、抑えようがない。


 そういう、戦う感情とか考えが頭の中で常に起こっているというのは、つかれる。


 何度か心療内科にもいった事があるが、その時も、うまく言えず、ただ最近あったいやな事をつらつらと並べ、とにかくつらいので、落ち着く薬を下さい。と言って、薬をもらって、飲んでいた記憶しかない。

 じゃあ滅茶苦茶に動揺しているのか? といえばそうでもなく、どうしても、何をしても、オレより数倍能力のある人間、ニーチェやジョンライドンや村上龍が叫んでもどうもしなかったのだから、どうしようもないんだろうなぁ、と思っている。だから、別に絶望も動揺も、激しい心の動きは何もない。


 仮にこれが全部、自分の何かを隠すためのポーズだとしたら、本当に楽だと思うし、自分の文を見返しても、そういう人間の文のようにも見える。でもオレはその何かを絶対に求めているしそれがない事にどうしようもない不満を感じている。結局オレは、寂しいだけの醜男なんだろう。違うかもしれないが、もう考えると嫌な気分になるだけなので、アホくさい。


 あ、一個書きたい事があったのを思い出した。


 最近女のファッションではやっているのか何なのかわからないが、連れ同士で同じような格好をする、というのがある。あれが気持ち悪くて、仕方がない。休みの日に制服を着て連れ合っている女子高生にも同じことを思う。ああいうものは、3Pをやる時か、後者であれば援助交際をしたがるオジサンが興奮するぐらいしか意味がないと思うので、やめましょう。


 カラーギャングなんかもそうなんだが、格好で仲間意識を出す、というのは、本当に気持ちが悪いものです。軍隊なんかは、許せます。何故だろう、と思ったときに、それに意味がなく、ただ一緒であると安心したいがためにそれをするからということ。


 例えば近代戦であれば迷彩には多いに意味がありますし、近世の横陣でパンパン撃ち合っていたような時代でも、全体の戦況をわかりやすくするため、誤射を防ぐため、という目的がありました。カラーギャングにも多少なりともそういう理由があるので、前者と比べ、不快感は少ない。


 一方、飲食業などの制服、ユニフォーム、またサラリーマンが着る背広だとかには、まったく同じような違和感というか、気持ち悪さを覚える。それはやはり、安心のためだけにそういう格好をするからでしょう。犬の散歩に行くと、小型犬を連れたババアは皆、サンバイザーをつけて、シャカシャカするポリエステルのジャケットを着ています。そういう格好をするのが安心するからです。共同体に居て、一人ではないから、自分は弱いけど、不自然ではなくて、皆といて、強いから。と感じるからです。


 そういう奴らに話しかけるというか、まあ例えば前者に出ていた娯楽施設の近くで働いている時、ちょっとすみません、そこに居られると邪魔になるので、と話しかけると、水を打ったように静かになります。どんなに楽しそうに話していた連中でもです。一瞬にして、無表情になります。そういう光景がオレは本当に嫌いです。


 なんだか暗い気分になってきたな。


 薬を飲んで、ハイになって、寝ます。おやすみなさい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ