解き明かされるとき
校長「まぁそう焦るな。いや、焦っても仕方がないか。実はな、この学園には校長しか知りえない秘密があるのだ。」
公共委員「秘密?」
校長「そう、秘密だ。代々の校長が隠してきた秘密をの。この学園の歴史が古いことは知っているだろう?この学園はな、第二次世界大戦で空襲が激化してきた矢先に造られたのじゃ。地方有力者達の避難所として。だからこそ、この学園の地下には巨大なシェルターがある。どうやら歴代の校長たちが増築や改築してきたおかげで核すら防げる代物だ。」
公共委員「つまりそこに立て籠もれば安全だと」
シャミール「いや、救援の見込めない籠城戦など辿る道は一つしかない。それとも、救援のアテでもあるのですか?この近近に存在する武装勢力は、横須賀の弐本国防軍残党のみです。救援の依頼をできる勢力などどこにもありません。どこも自分達のことで手一杯です。せめて弐本国防軍残党が神奈川の県境まで仲夏帝国軍を押し戻せれば話は別ですが。」
彼は客観的に分析をした。都合の良い希望だけを信じては判断のミスを犯すと懸念したためだ。
校長「それは心配に及ばんよ。先日国防軍は神奈川県空域の制空権を奪還したらしい。国防軍の見立てによると東京奪還は3か月後だと。つまり3か月我々が持ち答えれば自由の使者は迎えに来る。」




