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肥満症の終焉・新たなる希望エグノグルチド成分

掲載日:2025/10/27

肥満症の終焉になる?

https://ncode.syosetu.com/n5127lf/


肥満症の終焉・その2(ブラジル編)

https://ncode.syosetu.com/n3466lg/


肥満症の終焉・ブラジル編・リラグルチド戦争開始

https://ncode.syosetu.com/n7912lg/



『肥満は万病のもと』


このシリーズを書き出してから、様々な情報を目にすることになり、最近の最新GLP-1受容体作動薬の新たな有望な成分、エグノグルチド成分について、英語・ポルトガル語・スペイン語・日本語での断片的な情報を基に簡単に書きます。

こちらの記事(駄文?)はあくまでも簡単な説明であるため、専門的な解説等ではないので、興味がある方、英語を含む複数の言語で書かれている研究報告サイト・論文を探すようにお勧めします。


本題に入る前、肥満症について、簡単にブリーフィングします。

肥満と肥満症の違いについて、日本肥満学会のサイトを参照。


AIによる回答:

肥満症とは、肥満(BMIが25以上)があり、肥満に起因・関連する健康障害を合併している、またはそのリスクが高く、医学的に減量が必要な状態を指します。主な合併症には、糖尿病、高血圧、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群、膝や腰の痛みなどがあり、これらの症状がなくても内臓脂肪の蓄積(腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上)がある場合も肥満症と診断されます。


肥満症の主な合併症

生活習慣病:耐糖能障害(糖尿病)、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風。

循環器疾患:冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)、脳梗塞、脳血栓症。

肝臓病:非アルコール性脂肪性肝疾患(脂肪肝)。

睡眠障害:睡眠時無呼吸症候群。

運動器の病気:膝関節症、股関節症、変形性脊椎症。

女性特有の症状:月経異常、不妊。


つまり肥満症とは・・・

世界中で10億人以上が罹患している疾患であり、健康状態は持続的に悪化する病気です。上記の合併症を発症するリスクを大幅に高め、さらに、研究によると、肥満症を患っている人は、男性の場合平均9.1年、女性の場合平均7.7年、平均寿命縮めることが確認されています。


肥満症は昭和脳たちが大好きな根性論や頑張りで片づけられる簡単で生易しいものではない。


それでは本題に入ります。


エグノグルチド成分は現在2型糖尿病・肥満症の新治療薬としての開発が進められており、既に中国での第3相臨床試験(SLIMMER試験)が行われ、米シカゴ市で2025年6月20日から23日に開催されたアメリカ糖尿病協会(ADA)の年次発表会でその結果が大々的に発表されました。この結果は世界中で蔓延している2型糖尿病と肥満症の治療において、極めて重要な意味を持っています。


何故それほど重要な意味を持つなのか?


セマグルチド成分やチルゼパチド成分が主流のGLP-1受容体作動薬の問題である、研究開発及び製造コストの解決につながる可能性及び安定した効果を持っているからです。


何故コスト削減につながると考えられているのか?


開発中のエグノグルチド成分の最大の強みは天然アミノ酸のみで構成されていることにあり、市場に出回っている由来のGLP-1受容体作動薬よりも製造工程が大幅に簡略化される可能性があるといわれている。工程は少なければ、少ないほど、莫大な製造コストの削減をもたらし、安価になり、近い将来の安定的な供給向上につながるからです。


何故安定的な効果を持っていると思われているのか?


今までの他のGLP-1受容体作動薬とは根本的に違う考え方を基に作られたからです。エグノグルチド成分はセマグルチド成分(※1)と同じ働きをする、つまりGLP-1 受容体にのみ作用しますが、体重減量に関連する伝達経路(※2)を活性化すると同時に、薬への抵抗性により深く関わる別の伝達経路を保護するように設計されているのです。そのため、試験の結果を見るとおそらく2 つの異なる標的(GLP-1 とGIP)に作用するチルゼパチド成分(※3)と同じくらい効果的な減量につながると考えられています。

この決定的な違いによって、他のGLP-1受容体作動薬のように治療・使用期間が長くなるにつれ、減量効果が限定的になることはなく、長期的に減量効果が持続することが期待されています。

(ここだけAI回答を追記⇒)GLP-1受容体作動薬のデュラグルチド成分(※4)同様の血糖コントロール効果を持ちながら、より高い体重減少効果が示唆されています。

この効果については、アメリカ糖尿病協会(ADA)の年次発表会開催最中の2025年6月21日(土)に糖尿病と内分泌学に関する独自の臨床研究、専門家によるレビュー、ニュースで有名な独立系学術専門誌である『The Lancet Diabetes & Endocrinology』に掲載された。


第3相臨床試験(SLIMMER試験)について、知りたいので簡単な概要は何ですか?


中国で実施された第3相臨床試験(SLIMMER試験)の簡単な詳細内容について書くと被験者664名の肥満症を患っているの成人を対象とした48週間のプラセボ対照二重盲検試験であり、主要(プライマリー)評価項目(エンドポイント)は40週目時点での体重減少率を意味する。その40週間にわたり、3種類の異なる用量のエグノグルチド成分(1.2 mg、1.8 mg、2.4 mg)が被験者に投与され、それぞれ9.1%(8.9 kg)、11.1%(11 kg)、13.3%(12.8 kg)の体重減少効果が認められました。48週間の最終評価では、体重減少は10%~15%の範囲で、最高用量が投与された被験者では10人中3人が20%以上の体重減少を達成したことが確認された。

主な副作用については、現在他のGLP-1受容体作動薬で報告されているものと同様です。副作用は被験者の5%未満で発生し、主なものは下痢、食欲不振、吐き気、嘔吐だったとのこと。

因みに試験に参加した664名の被験者のうち、エグノグルチド成分投与を受けたグループに属していた10名が、副作用のため治療を中止したと報告されました。


第3相臨床試験の結果について、特に注目すべき最大な項目は高用量グループである1.8mgと2.4mgの被験者たちは最終の48週目の時点でも抵抗性による体重減少の高原現象プラトーにならず、投与によるさらなる減量効果が期待できる点が取り上げられます。

但し、現段階では、この作用が長期的に持続するか否か、また市場に出回っている他のGLP-1受容体作動薬よりも優れているかはまだ残念ながら不明であり、それでも糖尿病・肥満症の専門家たちはこの結果をポジティブに捉えています。


但し、考慮すべき項目はセマグルチド成分やチルゼパチド成分の臨床試験とは異なり、今回のエグノグルチド成分は肥満症患者にのみ投与され、糖尿病患者には投与されていません。それでも、研究者たちはエグノグルチド成分が血糖値とインスリン抵抗性に良好な結果をもたらすことを確認し、代謝性疾患の治療に有効である可能性を示唆しています。


中国の第3相臨床試験(SLIMMER試験)の結果だけでそこまで断言していいのか?


否、確実な検証結果を得るため、比較的小規模な第3相臨床試験(SLIMMER試験)より大規模で多様性の含んだ集団での実施が必須である。



最新GLP-1受容体作動薬になり得るエグノグルチド成分は人類を長く苦しませた病気と思われなかった病気である肥満症対策の新たなる希望になるか否かについて、世界数ヶ所で将来的に行われるであろう大規模臨床試験の結果を待つのみです。


以上。


(※1)GLP-1受容体作動薬セマグルチド成分の代表的医薬品は糖尿病治療薬Ozempic(オゼンピック)と唯一の経口薬Rybelsus(リベルサス)、そして肥満治療薬のWegoby(ウゴービ)である。デンマークの大手製薬会社ノボ・ノルディスク社が開発。

(※2)cAMP経路(cAMP pathway)について、AI回答を参照。

(※3)GLP-1受容体作動薬チルゼパチド成分の代表的医薬品は糖尿病治療薬Mounjaro(マンジャロ)と肥満治療薬のZepbound(ゼップバウンド)である。アメリカ合衆国の大手製薬会社イーライリリー株式会社が開発。

(※4)GLP-1受容体作動薬デュラグルチド成分の代表的医薬品は糖尿病治療薬のTrulicity(トルリシティ)である。他のGLP-1受容体作動薬と違い、体重減少効果が少なく、血糖コントロール安定に重心を置ている。アメリカ合衆国の大手製薬会社イーライリリー株式会社が開発。

















よろしくお願い申し上げます。

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