#7 対オーガロード・前編
オーガロードが、金色に燃える炎を身にまとう。これが戦闘隊形だ。
「我と本気で戦えたこと、誇りに思うが良い!」
「上等だよ」
そう言って俺は斬撃を飛ばす。
1,2,3
「今だ!」
大きく後ろに飛ぶ。同時にオーガロードの爪が地面に刺さる。
「天覇!」
放射状に広がる斬撃がオーガロードの腕を切り裂いた。
HP2割くらい削れただろうか。オーガロードの顔が苦悶に歪む。
おかしい。クイーンの動きがまったくない。クイーンの反撃がそろそろ来るか?
「まさかっっ!」
そう思った瞬間
「月光魔術:ムーンライト!」
超弩級の威力をもった光線の範囲攻撃。クイーンはこの瞬間のために、これまでの力をためていたのか!
そう思うが、とっさに体は動かない。
「グッ…刀竪っ!」
高速での刀の回転。それをもってしてもしのぎきれない。HPは4,いや5割削られた。
しかしその姿は隙だらけである。
「覇閃!!!」
いままで封印していた必殺。それをオーガロードとオーガクイーン両方に向けて放つ。
これで削れなかったら、かなり厳しい戦いになるだろう。
いや、おそらく削りきれない。
その時、背筋を悪寒が走った。
「がッッ!!!」
オーガロードが、超低範囲攻撃を俺に向かって放ったのだ。HPがまた2割ほど減っていく。くそっ、安易だった!
だが、狙いは外していない。俺の刃がオーガロードとクイーンの喉笛を居合に捉えて…
閃光が、その場を包むのだった。




