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#58 天魔激突II

Side 豆人

なんだ、あれは。

堕天使か?

天使が、黒い。その姿を見て、俺はふと、思い出した。

あの本に書いてあったことを。

堕天使とは何たるかを。

堕天使は、黒い翼を持ち、黒い炎を宿し、そして……

黒い魔力を放つ。

相当な脅威になりえるだろう。

だが、俺もこれまでの俺じゃない。

「『αフィールド』」

業火が、堕天使を焼き払う。

さて、俺のスキルは、今わずか2つだ。

一つは、『エクスクラメーション』。

魔術系統をまとめたスキルだ。

先程のαフィールドはこのスキルによる。

二つ目は、『餅帝』。

餅系統を進化させた結果がこれだ。

そして両方最高峰、レジェンドスキル。

この二つが、俺の能力だ。

だが、堕天使は後を絶たない。

一体一体はそこまで強くないが、数が多すぎる。

俺はスキルを発動する。

そのスキルは、俺の持つ全ての餅系統スキルの進化先を示すもの。

そしてそれは、俺が望む力へと姿を変える。

餅系統の頂点にして究極の力。

「『帝餅武装』」

帝餅武装、それは俺が望んだ力。

鎧、盾、銃。

三種類の武装からなるスキル。

その性能はまさに最強といっても過言じゃない。

そして俺は、その力を堕天使に振るう。

堕天使を一体一体確実に処理していく。

だが、数が多すぎる。

いくら倒してもきりがないな。

俺は、武装を回転させ、堕天使の大群に突進した。

Side ヴァーミリオン

なんなんだコイツ。

なんで急に強くなった?

いや、理由なんかどうでもいい。

ただ殺すだけだ。

俺は黒い炎を纏い、メルルに向かって突進する。

だが、メルルが何か言った瞬間、身体が動かなくなる。

コイツの能力はなんだ?

俺が動けない間にも堕天使は攻撃してくるが……

その攻撃も何故か止まった。

いや違う。

俺の身体も、堕天使も動かない。

これはコイツの能力か?いや、でもおかしい。

動けない俺と堕天使の間に何かが現れる。

それは黒い鎧を身に纏った男で、その鎧には帝という文字が刻まれていた。

そして俺は思い出す。

「豆人!?」

Side 豆人

俺は銃を振るい堕天使を殲滅する。

そして、メルルに向き直る。

その翼は黒く染まり、目は赤く光っていた。

だが、俺には関係ない。

いや、関係なくなったというべきか。

俺のスキルは進化して、新たな力を得たのだ。

もう、コイツの能力は効かない。

そう確信した瞬間だった。

メルルが俺に向かって突進してくる。

そのスピードはかなり速い。

常人なら目で追うことも出来ないだろう。

だが、俺には関係ない。

俺はメルルを視認することができる。

神速の避けだったはずだ。

俺も堕天使も動かないのに、メルルだけが動いているのだ。

どういうことだ?

これは……メルルの能力か!

そして俺の身体は銃を振り下ろそうとするが、その一撃は不発だった。

そのまま俺は吹き飛ばされる。

だが、地面に衝突する前に体勢を立て直した。

そしてメルルに向き直る。

俺の能力は進化して新たな力を得た。

それが効かなかったのはアイツの能力が俺や堕天使たちの動きを止めたからだろう。

なら話は簡単だ。その能力を俺が打ち破ってしまえばいいんだ!

俺は銃を構えると、再度突進する。

それと同時にメルルも向かってくるが、その動きはさっきよりも鈍い。

今だ。

「『βフィールド』」

「…!?」

メルルの体を貫く鋭利な氷の華。

真紅の血が舞う。

そう、これは氷の華を一面に咲かせる技。

しかし、これだけではない。

パキパキと、氷の華は肥大していく。

氷の華は、辺り一面を覆うように咲き誇り。

そしてメルルの身体を覆い尽くす。

だが、それでもなお俺は攻撃を続ける。

最後に一輪、大きな氷で包む。

「…素晴らしい」

後ろから囁かれる。

「分体がたおされたのは300年ぶりですねぇ…」

俺は振り向く。

ドシャ。

拳で腹部を腹部を、貫かれた。

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