#20 トーナメント
ちょっと休みます
今日は、ついにトーナメントの日だ。
上位の狼、総勢72体。
俺は狼に向かってアナウンスする。
「8時だ。トーナメントを開始する。
まずはドロー発表だ、これを見ろ。」
そう言って俺は狼へドロー表をおくる。
強いと予想されている16体の狼はシードとして第3回戦からの参加となる。
俺が観察して、ケルベロス8体、ノヴァウルフ4体、フレイムウルフとドッペル各2体を抽出したのだ。
参考程度に種族解説
ケルベロス:総合力が非常に高い、地獄の番犬の片割れ。3つ頸ではない。地獄の業火を纏う。
ノヴァウルフ:ピンクがかった特殊な炎をまとう。若干攻撃型。
フレイムウルフ:体の50%が炎でできている。守備型。
ドッペル:分身の術を使える。MPが異様に高い。
こんなもんかな。
フレイムウルフの割合は圧倒的に高い。
故に、特殊な能力を持たずとも自然と強い個体は出てくる。
ドッペルはトリッキーな戦い方をしてくるので、力が弱くともケルベロスに勝つこともある。
ケルベロスは普通に王道。強い。
ノヴァウルフも炎が特殊。
まあ、俺的にはケルベロスかドッペルだと思う。
さて、どうなるかなー。
じゃあ、一回戦始めるか。
「一回戦、はじめ!」
一斉に狼同士が対峙する。飛びかかるもの、動かず隙を伺うもの、相手を牽制しながら一撃必殺を出そうとするもの。
色々いるが、さすがに上位の狼を集めたので白熱した試合になっている。
あっ、1組目の決着がついたか。ノヴァウルフVSフレイムウルフだ。
ノヴァウルフが、多少のダメージ覚悟で突っ込んだらしい。
ノヴァウルフの勝利だ。
おっと、こっちではフレイムウルフとフレイムウルフの試合だ。
守備に徹した体の小さいフレイムウルフが勝っている。
なるほど、小さいほうが勝つこともあるのか。
ベンキョウニナリマシタ。
おっと、すべて結果がでたな。
どれどれ…
残り→ケルベロス4体、ノヴァウルフ8体、フレイムウルフ16体、ドッペル4体
(シード抜き)
ケルベロスはシード以外のやつら全員勝ち上がってるな。さすが王道。
フレイムウルフは数で押してるな。
ドッペルも6体中4体残ってる。
ノヴァウルフも強いな。
2回戦やるかー。
「2回戦、はじめ!」
「ガアー」
狼が戦っててうるさい。
2回戦のほうが長引くか?
俺のイメージ的にはケルベロスが全部勝ち残って、ドッペルとノヴァウルフが3/4ずつくらい残って、フレイムウルフ3体くらいかな。
おっと、ケルベロス同士が当たっている!
さあ、どうなるどうなる?
おっ?
えっ?
全く決着がついてない。
と思ったら、大きいやつがちいさいやつをぶっ飛ばしてたわ。
おっと、そうこうしていると半分くらい終わってきたな。
やっぱ予想通りケルベロスは結構残ってるな。3体か。
ノヴァウルフは今だ戦闘中も多い。
フレイムウルフは結構負けてる。
おっ、3体フレイムウルフが勝ってるな。
4体目!?
フレイムウルフ、予想より勝ち上がってるな。
結局フレイムウルフは5体に収まった。
ドッペル4体、ケルベロス3体、ノヴァウルフ5体、フレイムウルフ5体かー。
思ったよりドッペルが強いな。
おっとここでシード選手投入!
さあ、3回戦を始めるか。
「3回戦、開始!」
いいねえ、いいねえ、白熱してるねえ。
ケルベロスの数が一気に増えたから、ケルベロスが快進撃してそう。
おっと、フレイムウルフがノヴァウルフに勝ってる!
相当強いんだな
やば。
てかシード選手強ないか?
…
うん。
(・д・)チッ
別に悪くはないんだけどね?
もうちょっと上の方でシード選手入れればよかったわ。
スコシ ハンセイ シマシタ.
おっ、ケルベロスVSドッペルめちゃくちゃ白熱してる!
ケルベロスは、地獄の業火を吹き出して、ドッペルは分身を出して撹乱してる。
ケルベロスは分身3つに囲まれて苦しそうだ。
だが、ドッペルも余裕ではない。
両者の息は荒い。
おっっと、やばい。
ケルベロスが必殺出したぞ!
ドッペルも必殺で対抗!
さあ、どうなる?
…
ケルベロスがHP3の差で勝った。
いやーいい試合だったなー。
さすがにもう全部試合終わってるかな?
ん?
終わってないわ。
いやいや、これ試合って次元じゃないね?
これはいじめです。
俺は強制的に試合を終了させる。
ふう、これで16匹か。
あと1試合で、最上位の狼が決まる。
さあ、始めようか。
「第4試合、スタート!」
うーん。
会場が爆散しそう。
やばいね。
うるさいし、派手。
目にもうるさい。
赤一色なので目がチカチカしないのが救いか。
オーラがめっちゃガチガチにぶつかってる。
っと、結構終わってきた。残りは1試合。
さっきのケルベロスVSフレイムウルフ。
あーーーね。
フレイムウルフは。
うん。
善戦してる。
だけど、やっぱ種族差はエグい。
ちょっとずつ、じりじりやられていく。
はい、勝負ついたね。
「終わりー」
選ばれたのは…
ケルベロス4体、ノヴァウルフ2体、ドッペル2体だ。
フレイムウルフどこ行った。
知らんがな。
「ということで、ケルベロスには1〜4番隊、ノヴァウルフには5〜6番隊、ドッペルには7〜8番隊を任せまーす」
ふう、一段落ついた。
「ということで、そろそろ国にしようや」
「賛成」
「国の名前案ある人」
「ファギオリ帝国」
「なんそれ」
「天啓」
「うーん…あっ、俺にも天啓きた」
「我もじゃ」
「ってことでファギオリ帝国に決定!」
「いえーい」
なんなんこのなぞののり。
しれっと後ろに爆弾発言を入れていくぅ




