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#18 畜産業


俺は、「なんでこうなったんだ」と思った。

豆人の鬼の体で歩く練習に突き合わされているのだ。

いや、そんなむずいか?って思ったが想像以上にむずいらしい。

早く歩けるようにしてこの練習から解放されたい。

「ぐへっ」

「もっと脚を踏ん張って、前に進め!」

「ふん!あっちょっとあるk…ぶほっ」

クソこけまくってるやん。

「藁藁藁藁藁藁W」

「笑うなボケ!」

豆人がこちらに向かって走りながら殴りかかってくる。

あれ?走る?

「で…できた!」

「ああ、良かったな。」

「感覚的には豆のときとそんな変わらんな」

「だろ?考えるからできないんだよ」

「身にしみて理解」

ってことで、歩く練習終わり!

「終わりだー」

「うぃー」

昼からはアイス食ってのんびりしよっかな。

魔獣狩りに行くか?

いや、アイスを食べる。

あっでもスライムのストックないんだよなー

乱獲してくっか。


スライム乱獲祭In粘体王拠!!!!

いえーい。

ということでね、これから雄伍くんがスライムを生態系を壊さない程度に乱獲します!

ん?

このダンジョンを麗しのマイホームにくっつければ、すぐにスライムが乱獲できるんじゃね?

「…」

俺天っ才!!!

でも中のスライムにダメージを与えずに運ぶにはどうすればいいんだ?

「…」

バーカバーカ俺バーカ!

ん?

そうだ!スライムはスライム、ダンジョンはダンジョンで運べばよくね?

てかダンジョンいらんよな。栽培室的なのを豆人に作ってもらえばいいや。

「…」

俺天んっっっ才いぃぃ!

そうと決まれば早速実行!まずはダンジョンを取り壊しまーす。

「天空流奥義:疾風迅雷!」

「覇閃八連!」

ダンジョンだけを吹き飛ばすように細心の注意を払う。

スライムたち、めっちゃ驚いててくさ。

そのまま、その地面ごと…

「天覇五連!」

ドガガガグシャグシャガラガラドッシャーン!

スライムを空中に浮遊させる。摩擦でスライムが死なないよう最新の注意を払う。

そして、その地面はマイホームに飛んでいき…

ドスン

家の近くに見事着陸。

あとはスライムが逃げないように、一旦魔術で結界もどき張っとくか。

「ファイアーウォール!!!」

よしよし。

じゃあ、いくつかスライム捕るか。

「プニュ!?」

「ピー!」

なんかクソ驚かれてる。

ん?

そこにいるのはスライムの上位種、ソルジャースライムじゃないか!

きっと美味しいんだろうな。

「いっただきい!」

断末魔を上げる暇もなく、ソルジャースライムは捕らえられた。

よし、これでとりま3日分のスライムストックを取れた。

一応上位種のクイーンスライムとキングスライム、デモンスライムはおいてる。繁殖を待とう。

スライムストックを冷蔵庫に入れに行こうっと。

「♫♪♬〜」

そのとき。

「おいっ…」

「ん?」

豆人だ。

「何だよこれ!」

「あーこれ?スライム牧場!」

「なんそれ」

「スライムを培養して食べるんだよ。」

「ふーん。」

ふーんじゃねえよ。お前のIQ3か?

「ってことで、このスライム牧場に結界張ってくんね?」

「えー」

「頼むよ、スライム上げるからさ」

「しょうがないなあ。」

瞬殺!

「結界魔術・エレメンタルフィールド!」

「おおー。」

一瞬にして結界が錬成された。

俺は、結界もどきを水魔術で消す。

「豆人、ありがとう」

「いえいえ」

スライム上げるか。

「ほれ、約束のスライムだ。」

「わーい。」

精神年齢5歳かな?

「これは他の奴らには内緒で」

「OK」

オッケーオッケー、うまく行ったぞ!

スライム味付けしよっと。そういえばなんか庭にマンゴー生えてきたんだわ。マンゴー味作ろっと。

マンゴーを絞る。果汁を最大限に利用することで、食品ロスを防ぐのだ。もちろんカスもしっかり食べる。

スライムにマンゴーを垂らす。あー、この香り。いいねえいいねえ。

ちょっとだけバニラエッセンスとバター入れて、ミルクにぶち込んで混ぜて、スライムアイスのもと出来上がり!!!

そして冷凍庫にスライムを突っ込む。

SUBARASII!

楽しみ楽しみ♪


できました!

さあ、どんな味かな?

「いただきまーす」

スプーンで掬って口に入れる。

サクッ。

口に入れた瞬間広がったのは、芳醇なマンゴーの香り。

少しずつ口の中でアイスが溶けていく。

上品なバニラの味と、ミルクのコクがたまらない。

そしてキーンと冷たさがくる。

幸せ〜

「ああ〜うめえ」

幸い、この部屋には誰もいない。

豆人にだけはアイスの作り方教えてやるか。

「よし!」

半分ぐらい食べた。

さーてここからはどんどん味変していきます!

まずはレモン汁!レモンがなかったのでCCレ○ンを使います。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、皿に継いでいく。

口に入れると爽やかな香り。

濃厚なアイスとはまた違う美味しさ。

これはこれですごいうまい。

シャリシャリ。

もう食べ終わってしまった。

「ぷはーっ」

あー、よし、片付けるか!


〜雄伍の簡単皿洗い講座!〜

皿を水につけて、

洗剤じゃー。

水ぶっぱ。

終わり!

次回も楽しみにしてね!

〜終わり〜


あースライム美味かったなー

聖書(漫画)でも読むか。

漫画のタイトルは「メロスと宇宙ホットドックのポンタポイント大騒動」だ。

面白い。これは3巻だ。

さすがメロス、やっぱ強いな。

宇宙ホットドックのカスタマイズワクワクする。

おっ、必殺技ゲージ溜まった。行っけぇー!!

くそっ、まだ無理か?

あっ、マスタードとチーズの重ねがけ?

それは予想しなかった。すげえな。

よっしゃ勝った!

メロスとリンテニスのやり取りも面白いんだよねー

ん?

「ぶっ!」

メロスなにしてんの?馬鹿じゃん。

あっという間に3巻を読み終えた。続きの4巻の発売日まで13日!早く読みたい!

あー楽しみ。

次はどんな話になるんかな。そろそろ宇宙テニス世界大会編とかありそうだな。

いや、次はおっとっと星からなんか依頼こそうな気もするな。

そんな事を考えていたら、

寝落ちした。

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