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脊髄小脳変性症の母と生きる。  作者: 渡邉尚道
10/19

姉の結婚式

僕が22歳、母56歳のとき、姉が結婚式を挙げる事がきまりました。


母は、それは、それは喜び、結婚式が行われる1週間前から着ていく衣装を用意してハンガーでふすまの所にかけて楽しみにしていたました。


ところが、結婚式の数日前、母はトイレからでる時に転倒し、背中を強打しました。その時は痛みはとてもひどかったようで、ベッドに横たわり何もすることができなくなりました。


数日経てば良くなるだろうと思っていたんですが、全く良くなる事はなく、CTを撮って検査してみると、腰椎が骨折していて則入院になりました。


不幸中の幸いだったのが、骨折部位が脊髄を圧迫していたものの、完全に断裂させていなかった事。もし断裂していたら、半身不随になってたかもしれないと言われました。

ただでさえ、身体が動けないのに、半身不随になってたら、もう母は立ち直れなかったでしょう。

 

しかし姉の結婚式への出席はドクターストップがかかりました。


あれだけ楽しみにしていたのに。。。。


こうやって病気は母の楽しみを奪っていくようになってきました。


結婚式当日、姉は、母に当てた手紙を読みました。


その手紙、僕は感動の涙というか、母が可哀そう、という涙が溢れました。


式が終わり、外は母の涙のように雪がシンシンと降っていました。


僕と父は、すぐに母がいる病院にかけつけて姉の結婚式の報告をしました。


その時の母は、僕たちに心配をかけたくなかったのか、笑顔で僕たちを迎えてくれました。



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