幼女時代
幼い女の子って、驚くこと言う時ありますよね
私の娘、ミサレイ・ユングの話をしよう。
ミサレイは、妻に良く似ている。
少しだけつり目の丸くて大きな瞳。
焦げ茶の瞳と、長いまつ毛。
鼻は小さくかわいらしい。
スベスベの白い肌に、ピンクの頬。
唇は、薄紅色で、小さく慎ましやかなのに、笑うと、とてつもなく可愛い。
髪は豊かでこれまた妻と同じ焦げ茶色で、ツヤツヤで美しい。
「おとーしゃまー」
そんな娘が、かわいくて仕方ない。
3歳になる娘が、愛しくて堪らない。
「ねー、おとーしゃまー?」
この子が、万が一、結婚なんてことになったら、、、
「だーいーしゅーきっ」
ぎゅっと抱き着かれる感触で我に返る。
「ミサレイ?!いつの間に!」
気付けば、私の膝の上にミサレイが乗っかり、私にぎゅっと抱き着いている。
「もうっおとーしゃまったら、じぇんじぇん聞いてないんだもの」
ぷんぷんと頬を膨らまして、私の頬を両手で挟んでいる。
「ミサよりだいじなものが、ありゅの?」
首を傾げて聞いてくる娘。
撃沈である。
がばっと抱き着いて、頬ずりをする。
「ミサより大切なものなんて、あるわけないだろっ!ミサは私の宝物だっ!!」
女子力負けてる時、あります。