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邪神転生-転生したら絶世の美女だった  作者: たんぽぽ1年分
プロローグⅠ
2/13

002話-どうやら出会いは最悪らしい

主人公男女ペアの女性の登場です。

尺の関係でほとんど喋りませんが、舞台には女性もいるので脳内補正して下さると助かります。

文才のなさは今後の課題です。


「……………」


次にオレが目を覚ますと、真っ暗闇の中。オレの前に少女が1人いる。

いや、横に目をやるとやたら不機嫌そうな自称天使もいる。

目の前の少女が物凄い怯えているように見えるのはキノセイだろうか?


「おい天使、ここはなんだ?」


「ふふん、どこだと思う?」


自称天使とかいう女はニヤニヤ笑っている。意趣返しのつもりだろうか。


「質問に質問で返す女はバカだと思われるぞ」


とりあえず天使とやらはいいとして、俺が口を開くたびにビクビクと怯える少女は誰だ?


「おい天使、ここはどこだ?あとこの女は誰だ?」


思い切りオレをにらみつけている天使は、しばらくしてため息をつくと、

なかば何かを諦めたのか説明を始める。


「ここはアナタの目の前にいる、品行方正で礼儀正しく素晴らしい人生を送る少女の夢の中。

 まさに私たち天部にとって理想的に暮らしている完璧美少女さんです!お手本です!

 アナタは彼女の守護霊よろしく彼女と共に暮らし、彼女を助けることで善行を積むのだよ」


天使はそういうとビシッとオレを指差した。そしてその指をスス~と下へ下げる。


「あとソレ隠さないとセクハラよ」


オレはクソ天使の指差す方へ目をやる。俺の下半身は裸だ。周りに目をやる限りオレは全裸のようだ。


「隠さないといけないほどのものではないが、なぜオレは裸なんだ。服をよこせ」


そもそもオレは、オレの服装をどうこうしようにも所有物というものがない。


「心優しい天使さまが服装を2つ用意しました。浴衣かモモヒキどっちがいい?」


「…………両方じゃないのかよ。人生再スタートの人間が着る服装としてどうなんだ」


少なくとも記憶にある常識で、通行人の中に全裸にモモヒキの男性は見たことがない。


「システムの説明を忘れてたわ。アナタの本体はそこにいる少女でその姿は霊体なの。

 両者の合意で体の所有権が移るから、霊体は全裸でも実体化する時は服を着たこの女の子になるわけ!

 だから霊体はぶっちゃけ裸だと経費とか助かるけど、女の子の守護霊が全裸の男性ってのもね~」


ふむ、オレは転生と聞いたから生まれ変わると思ったが違うのか。

というか幽霊の服装は経費で買うのか。


「…………浴衣で」


オレがそういうとフワッとオレの体が浴衣に包まれる。なるほど、霊体は着たり脱いだりしないのか。


「ところで、その一言も発しない痙攣している少女がオレの本体になるのか?」


オレの目の前にはビクビク怯えている少女がずっと立っている。これが絶句というのだろうか。


「そーだよ。天から見ても優等生。唯一アナタに干渉できてアナタを見聞きできる存在だからね!

 大切にしないと天罰が下るよ~。じゃ、私はこれで!」


天使は変なポーズを取ると、光る泡のようなものに菜って消えてしまった。

これでひと段落なのだろうが、オレが服を着ても絶句している少女はどうすればいいのだろう?


「お前のことは何も知らないし、何かしようとも思わないがよろしくたのむ」


元来オレは笑うことがなかったのだろう。笑顔というものが作れなかったので、

かわりに真面目に少女に向き合うと右手で握手を求める。


「…………い」


「い?」


小さい声で少女が「い」と言った。これは悲鳴か?


「…………痛いことはしないでください」


「…………」


とりあえず完璧美少女だと紹介された少女には、初見のオレが暴漢に見えたらしい。

このあと沈黙が続き、数分後に少女の目覚めと共に、妙な共同生活が始まる。


今回で一応プロローグ(序章)はおしまいです。

主人公2名のうち、男性はキャラクターが出てきましたが、

女性は見せ場が出ないまま終わってしまいました。

上手く表現できるようにがんばります。

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