安易な選択は
処女作なので誤字脱字や文脈おかしかったらフィーリングでカバーしてくださると嬉しいです。
気楽に気長にお読み下さる事を切に願います。
ズシャアアアア!!
クエスト専用ボスの一撃を喰らって石畳の上を滑る。HPのゲージは綺麗に空になり待ち受けるはデスペナを伴う最終セーブ地点への帰還案内アナウンス。
だが今回は違った。
<ネックレスの指輪を使用しますか?>
使う ←
使わない
「なんだこれ?初めて見たメッセだな?ってさっきのボスのモブ版モンスが落としたアイテムかな?」
ガテラの街で請けた討伐クエストをクリアしようとネットで調べて拠点の古城に乗り込んだまでは良かった、モブモンスであるリビングアーマーですら聖魔法により問題なく狩れた(勿論一匹ずつではあるが)。
「てかサイトにもボスの存在とか記述なかったし単なる討伐って名前のモブ殲滅クエだとばっかり思ってたんだが、まぁデスペナ軽減になるかもしれないから使っておくか」
使うを選択して決定ボタンを押す。
さっきの軽い考えがこれからの俺のプレイヤー人生を一変させるものになるなんて。
画面が切り替わって目に入ってきた光景は最後に寄ったガテラの街の宿屋の部屋だった。
「結局死に戻りと一緒か、アイテム使い損かな?」
そんな事を言いながらちょっとした違和感を感じながら周りを見る。
「こんなにここのベッドって高かったっけ?」
とベッドに置いた手を見て高さ以前にもっと驚く事があった。そこにあったのはミトンではなくてガントレット!
「えっえっ?なんで俺の右手装備がミトンじゃなくてガントレットになってるの?これって前衛の重装備じゃなかった⁈」
今の俺の状態をステータスで見たらきっと困惑になってた事だろう。だけど部屋に置いてある装備のコーディネートを見る為の姿見を見た瞬間全てはどうでも良くなった。
「な、なんじゃあこりゃあ!!!」
装備云々じゃなくて俺の頭が無くなっていた。
さてさてまだ本文では名前すら出てこない主人公。はてさてこの先どうなっていくのか?それは作者の頭の中にもまだない部分。それでは次回の更新をお楽しみに。