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彼女は人付き合いが苦手だ  作者: 黒い怪鳥
第1章 彼女はよくわからない
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3話

「こんにちは」

「おお! 来たなルーキー!」

 俺が風化委員の部屋に入るとやたらとテンションの高い女性が俺たちに対して挨拶をしてきた。

「こんにちは。木場先輩」

 月島に木場先輩と呼ばれたその女性はなぜかニコニコと嬉しそうだ。

「何か嬉しそうですね」

 俺が尋ねると、

「そりゃ、新人ルーキーが入ってきたら嬉しいもんじゃない!」

 左様ですか。ところで新人とルーキーて同じ意味だと思うのですが。

「由麻。そろそろミーティング始めないと」

「ああ、そうね。じゃあ、みんな席に着いてもらえる?」

 葛西先輩が木場由麻先輩に呼びかける。普段から副委員長である葛西先輩がまとめているらしい。どっちが委員長かわからない。

「それじゃあ、ミーティングと言っても『パトロール行ってらっしゃい』て言うだけだから、大してやることないけどね」

 まだ初めて会ってから時間が経ってないけど木場先輩はあれこれ余計なことまで喋ってる気がする。あまりこの人に秘密とか教えないほうがいい気がする。

「由麻。余計なことを言うな」

 やっぱり余計だったんですね。

 俺はその後も苦笑しつつも先輩達の説明を受けた。隣に座っている月島は、終始表情を変えることなく黙って聞いていた。一応、部屋に入った時に挨拶はしていたから一見、非常識な月島はそれぐらいの常識は備わっているのだろう。

 先輩達の説明を受けていたと言っても、どうしてもこの特異な存在である月島のことは気になって仕方がなかった。落ち着かなかった。



「それじゃあ、パトロール行ってらっしゃい!」

 木場先輩の見送りに一礼して、部屋を後にする。

「月しまぁ――」

 振り返ったが誰もいない……。と、思ったら10メートルほど進んだ先でこちらをじっと見つめている。

 俺が扉を閉めることも待ちきれないのか。

「行くわよ」

「先に行かないでよ。早い」

 これだけやる気があるなら月島に任せておけば大丈夫そうだ。俺は気楽になった。

「やる気あるね」

 急いで月島の元へ駆け寄る。月島は踵を返して歩き始める。

「やる気? あるわけないじゃない」

 前言撤回します。

「そう見えるなら心外だわ」

「そっか。ごめん」

「謝られても……別に怒ってないわよ」

 いやいや、心外と言っておきながら怒ってないというのはどういうこと?

 こんな奴と1年間やっていけるのだろうか……?


 こんにちは。怪鳥です。

 さて、暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか? 

 蚊は暑すぎると活動が弱まるそうです。しかし、人間は高温注意報が発令され、熱中症の危険性があるのにかかわらず外で活動しています。蚊のほうが利口ですね。

 こんな日は蚊を見習って屋外での活動は控えて、家でゆっくり過ごしたいものです。(しかし、世間はそれを許さないという(泣))


 最近の文章は今までの半分になっているということにお気付きでしょうか? こちらのほうが無理なく短期間で書き続けられるということで変えました。まあ、面白いかどうかはわかりませんが(苦笑)

 小説のほうはまだまだ続きます。最後までお付き合いいただければ幸いです。

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