これって、さっきの夢の続き?
ちょっと短くなっちゃいました。
目を開けると、やたら高い天井が見えた。一部が崩れている。
なんだか騒がしい。苦しそうなうめき声も聞こえる。
俺は、硬い床の上に寝かされているようだった。
恐る恐る体を起こしてみる。体にかけられていた薄い生地のシーツ(?)がめくれて、俺は自分が服を着ていないのに気づいた。
「えっ?なんで?」
軽くパニック。ホントの裸。パンツも何にも着ていない、すっぽんぽんの状態だ。
「気が付いたんですね。」
「っうぉっ!」
おばちゃんってほどではないけど、年上の女の人が後ろから声をかけて来た。
声をかけられると思ってなかったから、すごくビックリした。文字通り飛び上がってたよ、俺。きっと3センチ位。
「お、驚かせてごめんなさい。」
「いえ・・・」
女の人は驚いた俺に驚いたようだ。瞬きをしてから苦笑いを浮かべた。
「あなた、召喚されて来たのよね?今、みなさんを呼んできますね。あ、これ着てください。」
女の人は俺の枕元においてあった服を手渡してくれた。
「着かた、分かる?」
と聞かれたので、服の着かたを教えてもらった。服を着ながら辺りを見回すと、何か見たことのある場所だった。広いホールみたいなところにいる。そして、真ん中あたり倒れたキマイラ。
これって、さっきの夢の続き?