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好きな自分

作者: 風鈴

1年前・・・

高校受験真っ只中だった・・そのときの気分に影響されやすいオレは未だに行きたい高校を決めれないでいた。

特にやりたいこともないし夢もない・・よく居るありきたりの若者、まぁやろうと思えば大体の事は標準以上には出来たしルックスもそこそこ。

そんな自分を密かに気に入ってたりする。いわゆるナルシストってヤツ?とまぁそんな感じの中学生だった。


「田舎って不便だよなぁ〜選べる高校少ないし・・・・だいたい5%枠ってナニよ!!」

「田舎者は5%しか取らないってヤツでしょ、簡単に言えば」

学校の帰り道友達と他愛もない話をしながら帰る。

田舎の学校だからクラス替えなんかなく、9年間一緒に過ごしたクラスもあと少しでお別れだ。女子は大概地元の高校に行くが男子は地元を出ていくのがフツー、田舎の宿命ってヤツかね〜とか考えてみる・・・オレって変な考え事好きみたい。

そんな平凡すぎる生活もオレの気付かない内に変わってた・・・12月くらいからかな?急に親が頻繁にケンカするようになった。

帰ったら勉強。ケンカが始まったら止める。そしてまた勉強。

疲れてた・・自分でも気付かない内にオレは壊れかけてた・・・泣きそうにもなった・・・でも負けた気持ちになるから泣かない。今思うとバカだなぁ〜なに意地はってんだかってかんじ。ある夜いつもの様にケンカを止めに行く。この夜は特に酷かった、気が付くと父親が口から血をだして倒れてた。どうやらオレが殴ったらしい。

あぁ〜あヤッちゃった・・・なんかビミョーにズレた事考えてるし・・やっぱオレの考え事って変?

その日以来取り付かれたかの様に勉強した。とにかく家をでたかった。その一心でなんとか壊れかけてた自分を守った。高校は都会の高校をテキトーに決めた。

オィ!!こんなテキトーでイイのかオレ?未来をきめる大事な選択だぞ?なんて自問してみるが・・・まぁイイヤと心強い答えにたどり着く。やっぱ自分の性格好きだわー。



卒業式

皆泣いてた・・・とくに地元に通う女子

もらい泣きする下級生女子。

不思議だぁ〜オレ的七不思議に認定しようかな?とかまた変な考え事してるし・・・・オレは泣いてなかった。寂しくないわけじゃなかった。やっぱ年間9年間一緒だったし・・・でも暗い雰囲気はキライだし笑ってわかれたかったから。



そして一人暮らしが始って一週間が経った。

高校に2位の成績で合格したオレは早くも一人での生活に慣れてきてた。部活やんないでバイトして〜と高校生活も大まかに未来予想図的な物を考えてたんだけど・・・まぁ人生そんな上手くいかないもんで・・

どんな気まぐれかオレはある部活の見学に行ったのだ。ただなんとなくだったと思う。

オレは部活に入った。そんな感じでオレの高校生活が始まった。

オレは少しだけ変わった気がする・・・

友達が出来た。

部活が好きになった。

好きな先輩も出来た。

そして・・夢中になれるものを見つけた。

ソレのためなら幾らでもガンバれる。いやガンバるってのはチョット違うかな、楽しいからやってるだけ。

やっぱ変わったなーオレ。


実家の内情はいまだにドロドロ。

好きな先輩には彼氏居るっぽい。

夢中になれるものは上達してるのか分からない。

なんかままならねぇな〜とか思うけど、変わったオレは少しだけ強くなったみたい。

家なんてカンケーない。好きなように生きる。

好きな先輩に彼氏居ようがカンケーない。

好きなもんは好きなんだから。

夢中になれるものは上達してる実感がない。

でも絶対上手くなってやる。

本気になったオレをナメんなよ?

歪でヒネくれてるオレ。

けっして綺麗で器の大きい男じゃない。

後悔だってするし間違った事だってする。

でも大丈夫。

オレは自分が好きだから。

自分の事キライにならないような生き方をすれば・・・きっと素敵でカッコいい大人になってる。




そんな事考えながらオレは自分のマンションの屋上で月を見ている。

脇にはダンゴとチューハイ。

月見がしたくなったのだ。ワザワザ立ち入り禁止の屋上に侵入してまでスル事か?とも思うけど・・・出てくる答えはダンゴと酒あった方がイイかなー?

やっぱ好きだわー。



今日は満月だ。

もうちょっとだけ季節外れの月見を楽しんでいよう。

初投稿でした〜、つか学校の作文以外で初めて文章を書きましたよ!!

やっぱ好きなこと書くって楽しいね!!また機会があったら書かせてもらいます。未熟な文章を読んで下さった皆様方本当にありがとうごさいました!!

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