あの女
掲載日:2023/03/13
稲城敦弘は幸せではない。
左遷されて
やめようと思っている。
しかし一歩がでない。
解雇のほうが楽という事が、
友人の秋沼の話でわかる。
自由になりたい。
もう働けない可能性のほうが高い。
でも、白銀の世界に出かけられる。
嘘とか本当とか、
そういう駆け引きのない世界。
姉も有名で、
散々な目にあっている。
だからもういい。
足ることを忘れよう。
さようなら、
自由社会。
僕と姉はなんとか生きます。
敦弘は泣くよりも平板な気分。
敵にしたのが、
真っ当嘘つきで良かった。
真っ当嘘つき、
それがあの女。




