その7 どストライク
冷血、と言われるセオ王子の特殊な性癖とは…
合法LK(ロリ巨乳)好き
なのですが、
もちろんそのことは誰にも話していませんでした。
幼馴染で親友で、側近のハリーにさえも。
(だからハリーは、セオ王子の花嫁探しに苦労しているのです)
セオ王子に近寄ってくるのは、
数々の敵を薙ぎ倒してきた正統派強強美女ばかりで、
そしてその美女を全然相手にしていなかったので、
セオに近い者たちは
「セオ王子はそもそも女嫌い」
「むしろ実は男色」
ぐらいに思っていました(密かに)。
ハリーだけは、
セオ王子は女に興味はなさそうなものの、男が好きっていうふうにも見えなかったので、
ナンダカナー
な感じに思っていました。
で、結局の話、
セオ王子は
合法LKがドストライクなのです!
合法(18歳以上)が良い、というのは、
本当に幼い子にはさすがに性的対象として興味が持てない、
しかし小柄で可愛い子が好き、だからなのでした。
(この辺はまだ正気を保っている様子です)
そして今、
なぜかセオ王子の目の前に、18歳の巨乳、超可愛い女の子がちょっこり立っているのです!
セオ王子の下半身は久しぶりに熱くたぎりました(たぎっている場合ではないけど)。
今すぐこのフワフワして小さくて可愛い生き物をギューっと抱きしめたい衝動に駆られます。
(しかもメイドか…ということは、
オレの自由にしてもいい、ということか)
セオ王子、意外とゲスいことを考えるのでした。
一方、モモナなのですが、
目の前に現れた黒髪のデカいイケメンな男の人が、
何やら数秒固まっていたので、
「誰だろー?お腹でも空いてるのかな?」
とか思っています。
メイド服のポケットに、街で買ったチョコレートをかけたクッキーを数枚入れていますが、
コレはとてもとっておきだったので、
この男の人にあげるのを躊躇していました。
(いや、でも、結構大きなクッキーだから、
半分くらいあげたらいいかな⁈)
モモナはポケットからクッキーを出して2つに割りました。
大きめに割れた方のクッキーを、
セオ王子に差し出します。
「あのっ、これ、食べて下さい!」
セオ王子は、モモナから渡された半分のクッキーを、
しげしげ眺めました。
小さな白い手から渡されたクッキー…
「オレが食べたいのは、お前だ…」
テオ王子のつぶやきは、モモナには半分ぐらいしか聞こえなかったので、
「オレはお前のも食べたい」
と聞こえて、ちょっとドン引きしました。
「そんなにお腹空いているのなら、仕方ないなぁ」
モモナがポケットの中のもう片方を取り出そうとした時、
辛抱たまらなくなったセオ王子が
モモナをギューっと抱きしめまてしまいました。
腕の中にフワフワで甘い香りの女の子。
むっちりした胸が、身長差のせいでセオ王子のお腹の辺りに当たっています。
破格の気持ちよさです。
「オレの部屋に来い…」
真昼間だというのに、セオ王子はやらしーことを言い出しました。
「あ、お掃除ですか?
すみません、あまりウロチョロするとカルディアに怒られて…」
とモモナが的外れなことを言い出した時、
ポメラニアンみたいな小さな犬が、
蝶を追いかけて庭から出て行ってしまいました。
「あーっ!待ってー!」
モモナはポメを追いかけてダッシュ。
あっという間にセオ王子の目の前から消えていきました。
追いかけようとした時、背後からハリーに呼び止められました。
「セオ王子、困ります!
真剣にご令嬢たちと向き合っていただかないと!
後3か月でお嫁さんを決めてください!
でないとウチは一族郎党、あなたのお父上ガリオン王に殺されてしまうのですよ!」
ガリオン王の気質から、ハリーがセオ王子とどんなに親しい間柄でも殺すと言ったらコロス。
それが分かっていました。
「そうか、喜べハリー。
オレは嫁にしたい女を見つけたぞ。
うちのメイドみたいだが…」
「メイドさん?」
ハリーはビックリしました。




