表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/18

その6 メイドさん


頭からつま先まで、大量の水をかぶってしまったモモナ。


「うえー、困った…」

モモナはびしょ濡れのまま呆然としています。


というのも、

着替えたくても、

カルディアが張り切って持ってきたドレスはどれも豪華で、

1人では着られないものばかりだったからです。


ダメ元で部屋に備え付けのクローゼットを見てみると、

隅の方にメイドさんの服がありました。


「あ、コレなら1人で着られるかも!」


白と黒の例のあの服です。


モモナはなんとか着替えることが出来ました、が、

どこからどう見ても

新人メイドさん

みたいになりました。

(本人は気にしてません) 


胸元がキツくてなかなかボタンが止まりませんでしたが…。


「あー、良かったぁ」


モモナが安心してさっき街で買ったお菓子をつまみ食いをしていると、

バタバタと1人のメイドさんが入ってきました。


「見かけない子ね、まあいいわ、

ちょっとこっちも手伝ってくれない?」


「は、はいっ」


モモナは反射的に立って返事をしていました。


「花嫁候補のご令嬢方が連れてこられた犬や猫のお世話が大変でね、

とりあえずお散歩させて欲しいの」


「やったー!」


モモナは大喜びしました。

犬ちゃん猫ちゃん、大好きだからです。

(この時点でモモナは自分が令嬢だとか、花嫁候補であることとかケロっと忘れております)



モモナがメイドさん(本物)と庭に行くと、

3匹の犬ちゃんと2匹の猫ちゃんがまったりしていました。


「この子たちよ」


「わぁ!

みんな可愛いいい子だねぇ」


モモナは躊躇なく犬に抱きつき猫を撫でまくります。


動物たちも、まるで今まで仲良くやってきたかのようなフレンドリーさで

モモナのなすがままにされています。


さっきお菓子をつまみ食いしていたので口元が甘かったのか、

犬に顔を舐め回されたりしました。


「あら、仲良く出来そうね。

じゃまかせたわよ」


忙しい本物メイドさんは去ってしまいました。


モモナはしばらく動物たちと楽しく遊んでいましたが、

その中で1匹の大きな老犬がひとり隅っこで丸まっているのに気がつきました。


黒くて大きくてツヤツヤした犬だったので、最初は岩か何かだと思っていたのです。


「あれー、ワンちゃんだ!

ね、一緒に遊ばない?」


モモナは頭をなでなでしました。


暗い老犬は「ワンッ」と吠えようとしましたが、

モモナのニコニコした顔と赤ちゃんみたいな甘い匂いで怒る気が失せていました。


「大きいねー、可愛いねー!」


老犬はモモナの顔をペロッと舐めました。


そのころ城の中に戻っていた本物のメイドさんが、


「あら、そういえばあの子に、黒い大きな犬には触らないようにちゃんと言ったかしら。

あの犬、テオ王子様にしか懐かないのよね…」


などと思っていましたが、忙しさでそれもすぐに忘れてしまいました。



小さい犬や猫と共に、モモナに黒い大きな老犬がもみくちゃにされている時、


美しい令嬢方から逃げてきてたテオ王子が庭のそばを通りかかりました。


「サンダー!」


一見、テオ王子の愛犬サンダーが、

メイドを襲っているように見えたので急いで声をかけました。


「わん?」


いつになく甘い声を出すサンダーの横には、

小さなメイドさんが笑って立っていました。


「!!!!!」


テオ王子は驚きました。かなり。


テオ王子の呼びかけに、サンダーとともに振り向いたメイドさんの胸元のボタンが弾け飛んだのです。


モモナは下着を着ていたものの、


大きな胸がプルルンとブラウスから飛び出してきました。


揺れる胸、の後に、

テオ王子はその小さなメイドさんの顔を見ました。


大きなミルクティー色の瞳、ツヤツヤの栗色の髪、白い肌、

ちゅるんちゅるんの唇

王子を見てニコッと笑った超可愛い顔、


テオ王子は心臓が口から飛び出て死ぬかと思いました(が顔には出しませんでした)。


「お…お前、歳はいくつだ?」


いきなり目の前に現れた男に、名前よりも先に歳を聞かれたことにモモナは違和感を感じることなく、

素直に答えました。


「18です」




(す



ストラーーーイク!!!)



その瞬間、テオ王子の心の鐘がリンゴン鳴り響きました。


この冷血王子の


「合法LK(ロリ巨乳)好き!」


という特殊な性癖に、



モモナはどストライクだったからです!








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ