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王女の夢見た世界への旅路  作者: ライ
第2章 王女兼冒険者の世界を巡る旅

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22 妹のお披露目

 私のお披露目から1年、今日は妹であるローザリンテ・エスペルトのお披露目の日だ。


 例によって妹の測定には呼ばれないが、お披露目には王族として参加する。

 家族は皆、教会に行っているのだろうと思って歩いていると、第2王子のお兄様と会った。


「ごきげんよう。ギルベルトお兄様。」


「ラティアーナか久しいな。」


「…意外ですね。ローザリンテのお披露目に行っているかと思いましたけど?」


「父上と母上に兄上まで行っているのだ。私まで行く必要ないだろう?」


「なるほど…では、わたくしも準備がありますので失礼しますね。」


 簡単な挨拶を交わして通り過ぎた瞬間…お兄様から圧がかけられたが、私は気づかないフリをして去っていく。


(ギルベルトお兄様は、何を考えてるか読めないわね。最後わざと圧をかけたのはどういう反応を期待してたのかしら?)


 家族から向けられる反応は大体2つに分けられる。お父様からは期待されてない反応で、レティシア様とガイアスお兄様は嫌悪。ギルベルトお兄様の場合は、見定めようとしてる…のか微妙なところだ。


 着替えを済ませて待機用の部屋で待っていると、ギルベルトお兄様がやってきた。そのまましばらく待っているとレティシア様とガイアスお兄様がやってくる。


「あらラティアーナじゃない?なんでこんなところにいるのかしら?」


「ごきげんよう、レティシア様。わたくしも王族ですから、いるのは当然ではありませんか?」


 私とレティシア様は表向きは笑顔で話す。レティシア様からしてみれば顔も見たくないだろうが、私のことを直接どうこうすることはできない。精々嫌味を言うくらいだ。下手なことをすれば公爵家も動くだろうし、他の貴族からも反発を受けるだろう。


 そうしているうちに時間になったため城のホールへ向かった。


 私たちが城のホールに入ると、貴族たちが一斉にこちらを見て礼をする。そしてお父様の言葉でお披露目が始まる。


「今日この時、7歳になる子供達のお披露目をできることに感謝する!グラビス・エスペルトの名において、ここに開催することを宣言する!」


 お披露目が始まり今年の子供たちが入場する。


 身分が高い順に入るため、最初はローザリンテからだ。


(はぁ…やっぱり可愛いなぁ)


 妹が可愛くて内心で微笑んでいる。王女らしているため表情は変えてない。普段あまり会うことができないため貴重な機会だった。


 その後は公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の順に入場する。なお、爵位の中には騎士爵というのがあるが、一代限りの爵位で、騎士として長年仕えるか功績をあげることで叙爵される。


 全員入場するとお父様が順に名前を呼び、家紋入りの指輪が手渡される。


 その後は食事をしながらのパーティーだ。


 アドリアスやイリーナとも話し、他の貴族とも社交を行う。



「ラティアーナ王女殿下。お初にお目にかかります。アクアリス子爵家当主、ヨハネスと申します。」


「ヨハネス子爵。こちらこそユリア先生にはお世話になりました。」


 ユリア先生は子爵領に戻った後、私のことを話していたらしい。私のことで話ていた内容を後から聞くのは、気恥ずかしい。

 爵位を継ぐための準備はおおよそ完了していて、次の建国祭までには正式に継ぐそうだ。


「ユリア先生には、よろしくお伝えください。」



 こうして社交を続けていき、パーティーは終盤になる。お父様から伝えることがあるらしく壇上に上がる。そして…


「パーティーは終盤になってきたが、ここで一つ発表がある。まだお披露目前ではあるが、リーファス第5王子を聖人候補とみなし、正妃であるレティシアの元で育てる!」


 聖人あるいは聖女と呼ばれる人は、一般に聖属性に優れていてその中でも特に、治癒や邪気の浄化に優れている人を指すらしい。教会に所属していることが多いため、教会が認定することが多いが国が認定することもある。役職というわけではなく一定の力が認められた人に送られる称号のようなものだが、民からの認知度も高く影響力も高かったりする。



 この発表は、私の頭の中を真っ白にし貴族たちにも動揺がはしった。

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