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【朗報】6億円当たったので、金髪幼女を養女にしました  作者: ウロノロムロ
山田さん、どんどんすれ違ってしまう
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18/32

目に見える結果

「学校かぁ……」


私は食卓で頭を悩ませていた。


この生活にも少しは慣れて来たが、

だからこそ次の問題が発生している。


養女となったファニーの

学校をどうするか……。



孤児院に居た時に

一度小学校に通ったらしいのだが、


まだ日本語もよく分からない為

すぐに登校しなくなったと聞く……。


だが、本当にそれが原因かどうかは

よく分からない。


あまりに見た目が他人と違うから、

学校の子供達から

いじめられたのかもしれない。


そういう可能性もあるだろう。


黒髪、黒い瞳の子供達の中で、

これだけ派手な金髪碧眼なのだから

差別や嫉妬の対象になっても

おかしくはない。



子供のことはよく分からないが、

子供が残酷だというのは知っている。


私も平然と目の前で、遠縁の子供に

『変なおじさん』と

笑われたことがあった。


娘となった女児の前でも

ぎこちなくなってしまうぐらいに

子供への耐性が無いので、


まぁ、私の場合、

笑われても仕方ないのかもしれないが。



そう考えると、

インターナショナルスクールが

最有力候補になる。


日本に住む外国人家庭の子供も多いし、

日本人家庭の生徒であっても

人種について理解のある家庭の子が多い。


みんなそれぞれだから、

見た目が違うからと言って

差別されるようなこともないだろう。



そんなことを考えながら

食卓を前にしていたが、


悩みのタネである当の本人は

一心不乱にご飯を食べている。


無くなるとすぐにお茶碗を差し出し、

ジルにおかわりを要求し出す。


「お嬢様、

最近少し食べ過ぎなのではないですか?」


確かに最近、

我が娘は非常によく食べる。


そのせいか、

孤児院で最初に見た時に思った

痩せ過ぎなのではないかという第一印象は

今ではまったくない。


頬っぺたも少しぷくぷくと

丸みをおびて来ており、

それはそれで可愛らしい。


私はそんな彼女を見て満足している。


それでこそ、この子を引き取った

甲斐があるというものだ。


この子が美味しそうにご飯を食べ


その結果、少し体重が増えた、

身長が伸びて大きくなった、


それが私の望んでいたことだろう。



だが、同時に

私はやはり偽善者なのだと

自己嫌悪にもなる。


自分の善行が、彼女を通して、

目に見える形で結果となって現れる、


おそらく私は

そのことに満足しているのだ。


ジルのように

純粋に娘の健康を祈り、喜ぶ、

そうしたものとは異なる、


最終的にはすべて自分の為だと

言い換えることが出来る、


どこまで行っても

その考えがついて回って来てしまう。


-


ご近所さん達は、

想定内というか、予想通りというか、


私の新たな同居人に騒然となっていたが


幸いにもジルが居てくれたお陰で


金髪幼女に性的虐待をする

最低最悪な中年おやじという、

死にたくなりそうな

レッテル貼りだけは免れた。


それでも、よく知らない心無い人に


「山田さんが、

外国人女性が好きだなんて思わなかった」


そんなことを言われる。


ジルに至っては確実に、

連れ子がいる私の愛人

という設定にされてしまっていた。


学校だけではなく、いろんなところでも

偏見や差別は溢れている、

まぁ、そういうことだろうか。


そんな風にではあるが、

徐々に三人の日常生活は営まれて行った……。




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