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先進国

作者: 楸 椿榎
掲載日:2017/01/29

充足感に浸っていると、ふと申し訳なさを感じることがある。

日本教育で用いられるアフリカなどの貧民の姿が、まぶたの裏に浮かぶ。

私たち先進国の人間は、なんとも勝手だ。

しかしそれも、仕方なくなってしまっているのかもしれない。

貧しい人々の暮らしを遠目に見ながら、自身らは無駄ばかりを垂れ流す生活を送っている。

リデュースからではなくリサイクルを推し進め、片付け損ねたゴミで自身らの暮らす土壌を飲み込まれようとしている。

なんと皮肉なことか。

技術は先に行っているはずの人間たちのほうが、思考が停滞しているのではなかろうか。

これも世界の隅っこしか知らないただの若者の戯れ言以上の何者にもならないのかもしれないが。

世界は自らに嘘をついている。

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― 新着の感想 ―
[一言] 無自覚の搾取や破壊にあふれてますよね。 それを知らしめたとして、今度は搾取を自覚的に、かつ効率的に行おうとする人が多いんじゃないかと。
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