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プロローグ
僕の世界は真っ暗闇
聞こえない世界
どうして差別という言葉があるのだろう
この世界が大嫌いだった
生まれつき聞こえない耳は
僕を絶望へと突き落としていく
好きでこうなって生まれたわけじゃない
なのに僕をみる周りの目は冷ややかな眼差し
僕は、障害を持ちながら生きていく
そんな僕のたった1つの物語。
10年後、僕はそこにいますか?
補聴器がなければ
周りの声も雑音も全て聞こえない
神様は、どうして僕を選んだの?
僕をこんな風にさせる神様は大嫌いだ