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【詩集】はるのことば

【詩】雨の鹿

作者: につき

しとしと雨に

濡れながら、

まるで

希望の色のような

しばふの上に、

鹿たちがいる。


一心に俯いて食む

わかくさは、

サラダ菜の味?


それとも

野趣あふれる

スプラウト?


わたしも

ドレッシングは

かけない派だから、

鹿になってみても

やっていけそうだ。




鹿たちは

みんな美人顔。


あるいは

きりりと

勇ましい顔。


どちらにしても、

あの濡れた

黒い目で、


《あなたの確かさと、

不確かさのあわいは

何処ですか》


なんて静かに

尋ねられたら、

どぎまぎして

しまうだろうな。

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― 新着の感想 ―
[一言] なんだか哲学ファンタジーが始まりそうな詩ですね。 鹿に問いかけられて驚くはずのところが、自然に吸い寄せられて、黒い瞳の中に迷い込んでしまいそうです。 希望を感じさせる草の色。素敵ですね。 …
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