潮の満ち干
潮の満ち干についてうんちくを述べてます。
中学生の理科のレベルだと思うので、理解している方は読み飛ばしてください。
潮の満ち干は月の引力によって引き起こされます。
月は地球が自転する事によって、天空を巡ります。
潮の満干は天空上の月の位置によって決まります。
月の出の頃、潮は干潮、月がおおよそ南にいる頃、満潮となります。
満潮干潮は1日に2度あり、満潮と満潮の間の時間がおおよそ11時間30分なので、毎日満潮の時間がほぼ1時間ずつ早くなっていきます。
周期が12時間きっかりなら、必ず日に2度なのですが周期が短い分、日によっては3度満潮と干潮が有る事もあります。
また、月が地球を公転する事によって、潮の満ち干の見かけの大きさに、大潮、小潮と言って満潮干潮差の大小が生まれます。
大潮とは満潮と干潮の水位の差が大きく、小潮とはその差が小さい事を言います。
月は地球の周りを約28日で公転していて、その公転軌道は太陽と地球の公転軌道とほぼ水平です。
それ故に、月は28日のうち2回、地球と太陽と月がほぼ一直線に並びます。
地球の潮の満ち干は月の引力によって引き起こされていますが、太陽の引力も幾ばくか影響され、太陽、月、地球が一直線上に 並んだ場合、潮が月と太陽の引力によって大きく引っ張られ、大潮となります。
また、月が太陽と地球の線上より直角の位置にいた場合、太陽と月の引力がマイナスに干渉し合い、満ち干の差が小さくなりこれを小潮と呼びます。
大潮の時は満干の差が多きい為、潮の引き始めから次の満潮の時まで時間は何時も同じなので、同じ時間内では当然潮の流れは速くなります。
大潮、小潮は一月の内に約2回訪れます。時々3回有るときもあります。ちなみに月が新月と満月の時に大潮になると思ってくだされば間違いありません。
瀬戸内海の全体的な潮の流れは、満ち潮の際大三島近辺では、西から東に流れ、引き潮ではその逆で、東から西に流れます。
大三島近辺ではそうなのですが、私の目で確認していなので、間違っているなら申し訳ないのですが、明石、鳴門両海峡では逆に、満ち潮の場合東から西へ、引き潮の場合西から東だと思います。
次回、瀬戸での流れについてお話します。