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鋼鉄英雄譚  作者: Negi
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再来

合計100pv超えしました。ありがとうございます。

pixivではキャラクターのイメージとかも載せてるので下手くそですが見ていってください。

「失礼します」

会議室に凛とした声が響く。

「本日より第一対特別侵略隊に配属されます、上羽翔子(かみはしょうこ)3曹であります。」

「そんなお堅い挨拶はやめてくださいよ。私の方が年下ですので。」

第一対特別侵略隊。対チェルンボーグのために陸·空·海の自衛隊が協力し設立した部隊だ。俺はこの部隊の隊長に据えられた。

「それはそうと、私の階級の『衛曹』って何なんです?

曹長と准尉の間らしいですが。」

「便宜的な階級です。貴方をあまり低い階級に入れても、高い階級に入れても面倒ですから。」

そういうことね。


この第一対特別侵略隊は、俺たっての希望で少々特殊な構成になっている。

上羽翔子3曹。陸上自衛隊所属、情報戦の天才。

生まれつき髪の色素が薄いらしく、少し銀色にも見える髪を後ろで束ねた姿は隊員にたいそうモテるだろう。

鷹井一景(いっけい)3曹、鷹井一晴(いっせい)3曹。航空自衛隊所属、戦闘機パイロット。双子ならではのコンビネーションがすばらしいと評判のエースだ。はっきり言ってそっくり過ぎて見分けがつかない。一景3曹には今年で3歳の息子さんがいらっしゃるらしい。


「さて、皆さんにしていただきたい業務は事前に伝えておきました。承諾していただけると嬉しいのですが…」

「我々は貴方の意向に従うまでですが…この内容で宜しいので?」

鷹井…多分一景3曹が口を開く。

「ええ。今のところ、これが一番でしょうから。」


会議と支給された機材の確認を済ませた俺は、仮設住宅に帰ることにした。俺の家は見事に吹き飛んでいたからな。

「颯真、帰って来てたの?」

「ふおぉびっくりしたぁ!琴葉か...」

後ろから急に声かけて来やがって。腑抜けた声が出ちまったじゃねーか。

ところで…


「一つ聞きたいんだが…俺が貰った鍵…お前が今手に持ってるやつと同じ番号が振ってあるように見えるぞ…?」

「……。」

「何故黙る」

「それがね…仮設住宅の部屋が足りないから、相部屋にって言われて…」

「ちょタンマタンマ。そういうのって普通同性同士でなるもんじゃないか?」

「あんたらは家族みたいなもんでしょ、って案内してくれた隣のおばさんに言われちゃって、颯真もすぐには戻らないって聞いたから…」

「納得したわけじゃないからな…」

俺と琴葉は、小5の時に両親が死んで施設に引き取られた。タイミングはほぼ同じだったし、仲も良かったから、周りからはそう見えるらしい。

「そうだ。ずっと仮設住宅ってのもアレだしたまには…」


<pipipipipipipipipi!!>

「何の音!?」

この音は…さっき支給されたインカムの警告音!

インカムを装着し通信を本部…上羽3曹に繋ぐ。

「何事です!?」

<チェルンボーグと見られる飛行物体が出現との報告!>

「「!!」」

俺と琴葉は目を見開く。まさかこんなに早く…

「場所は!?何ヵ所だ!?」

<今回は1ヵ所だけ、貴方の学校よ。用意はできてるからすぐに向かって!>

「了解!」

簡潔に分かりやすく指示が飛ぶ。頼んでおいたものもできているらしい。

「聞こえてたか?」

琴葉は首を縦に振る。

「それじゃ後でなぁ!」

全身に装甲を展開、モチーフは"ゲルデ·マシーンズ"シリーズ一作目の主人公機"ゲイル·カイ"。シールド、ライフル、エネルギーソードを一つづつ装備したスタンダードな機体。まだスタビライザーとかサブアームの操作は慣れないからな。

「学校はこっちだよな…?」

目一杯ブースターを吹かす…!


見えた!あのステルス機みたいな奴だ…

だがおかしい。付近には新しい弾痕が無い。あの時の瓦礫がそのままになっている。

あえて俺はステルス機の真ん前に着地する。

途端。

ゴォン!と重い音をたてコンンテが投下される。

「攻撃来るか!?」

シールドを前面に構える。

コンンテが開く。

「やあやあ…そう警戒シないでくれたまえよ」

「!!」

中に居たのは…人間。見たところ身長は180cmくらい、男だ。年齢は同年代のように見える。


ブゥゥゥン…

「来た!」

俺の後ろから2機のドローンが近づく。

<ありゃどうなってんだ?>

鷹井…どっちだ。声だけじゃなお分からん。鷹井3曹の声がインカムから響く。このドローンはカメラを搭載し、鷹井兄弟に操作してもらっている。

「貴様…何者だ?何が目的だ?」

「質問ハ一つずつにしてくれたまえよ、浅儀颯真クン?」

コイツ…俺の名前を!

「我が名はアジダ。人間ジゃない。完全自律型AIロボットだよ。」

そう言って奴は自分の頭を持って…外した。

「なっ…!」

断面はいかにもメカニカルな感じで、正直こんな場面じゃなければ男心をくすぐられる。

「そして僕達ノ要求は…世界の征服ダよ」

「それはまぁなんともチープな要求だなぁオイ。子供の妄想か?」

「失礼ナ。我らが主は貴様らよりもずっと長い刻を見てきたノだよ。」

「まあ確かにこのオーバーテクノロジーな兵器共を見れば予想つくよ。まったく厄介なジジイだなぁ…」

「我ラが主は断じてジジイなどではない!」

「はいはいそうですかっと。」

「ハァ…おしゃべりはこのくラいにしようか。」

「…!」

「<発進>」

数十機のチェルンボーグがステルス機から発射される。

「ドローンは20m先で待機!殲滅する!」


腰部にマウントしてあったライフルを抜き構えて正面から突っ込んでくる奴に向かい引き金を引く、命中!

「一発じゃ仕留めきれんか…!」

装甲を破壊することは出来たが、動きは止まらない。ならばっ!

「ここだ!」

いかにも撃ってくださいと言わんばかりに光る胸部のセンサーらしき球体を狙って射撃、命中!

機体は力を失い墜落する。やはりここを破壊すれば動きはとまる。

<上!>

バックステップで離脱、上から降ってくる弾丸を回避しつつ急上昇、すれ違いざまに撃ってきやがった奴を撃ち落とす。

「ナイスアシストです、翔子3曹!」

<集中なさい!>

怒られちゃった。

懐に飛び込んでくる奴を左手のエネルギーソードで切り払う、背後から撃ち込んでくる奴の弾丸をちょうどいいところにいたもう一機の首根っこを右腕で抱え込んで盾に、弾を受けきったら蹴り飛ばして機体で目眩まし、二機もろとも撃ち抜く!

「しっかり撮れてるかぁ!?鷹井3曹ズ!」

<バッチリだよ!周辺に他の敵影なし!>

「まさかコこまでとはなァ…仕方ガない、我モ初陣といこウか」

それまで群がってきたチェルンボーグ共がスッと道を開け、アジダが突っ込んでくる。手に持っているのはロングソードのような西洋剣。

「ぐっ…」

早い。左腕シールドで受ける。他の奴と違い、ブーストしている様子は無い。まさか脚力で跳んだとでもいうのか!?

「そレぇ!」

「うおっ!」

シールドを蹴り飛ばされ、体制を崩してしまった。

「こんなモのかぁ!?」

「ほざけ!」

やはり近距離戦でシールドを使うのは性に合わんか…!

背面スラスタを再度噴射、後方への勢いを消してシールドを投擲、離脱する。

「!」

急に視界にでかい盾が被さるんだ、警戒して一時後退すると思っていたさ!

パパパパパパ!

「だぁっ、もう!取り巻き共がぁ!」

奴らの射撃は正確無比、それ故に避けやすい。

「装備を少し変更する!煙幕を!」

<了解!煙幕弾発射!>

ドローンから煙幕弾が発射され、爆ぜる。

「この隙に…!」

装甲と武器を別の機体へと変化させる。モチーフは"レグセクト"。基本的な武装構成だが、一つ特徴がある。それは、「近接兵器が一太刀の日本刀である」こと。機体の使用エネルギーを運動性へと回した結果、エネルギーソードが使えなくなったからロボットにあったサイズの日本刀をつくりましたというロマン機体、でっかい刀のつくりかた?知るかボケ。

「ロングソードよりも日本刀の方が優れた武器であること、教えてやろう!」

<今の発言、割と危ない発言ですからね?>

仰る通り。


煙幕が晴れる。さぁ来い。

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