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鋼鉄英雄譚  作者: Negi
2/8

侵攻、ありきたりな力を君に 後編

「賭ける…この指輪に!」

左手人差し指に指輪をはめる…頼むから何か…!


「グウゥゥアァッッ!!」

痛い!全身が痺れる…頭が割れそうだ...敵はどこだ!?距離…1m!

どうすれば…どうすればマンガみたいに能力を使える?

考えろ…考えろ…


<イメージ>


<モチーフ>


「!!!」

聞こえた!いや、感じた!「イメージ」と「モチーフ」!

敵はもう手を振りかぶってる…なら…

「シールドだっ!」

ガキィィン!

金属と金属がぶつかる音…成功した!パリィだっ!

直後。シールドが霧散した。

「やっべ!」

とっさに距離をとる。

「何故シールドが霧散した?時間制限…いや違う!」

イメージだっ!イメージが足りなかった!

俺はさっき、「シールド」としかイメージしなかった...

だから像がぶれて霧散した…!具体的なイメージが必要なんだ!

敵が二撃目に移るのも時間の問題だ...こっちも何か武器を…

俺が使いなれた武器…イメージ出来る武器…コイツに有効そうな武器…!

「フィクションにはフィクションだろ…!」

31(サンイチ)高エネルギーソード…俺が毎日のように見ているアニメ、「ゲルデ·マシーンズ」に登場するメカの武器だ。

刀の柄だけを生成…スイッチを入れる!


ビシュゥゥ!

やった!超高温のエネルギーの刃が発生した!時間経過でも消えてない!

相手は…抜き手か!

攻撃…今!奴の抜き手の下をくぐる…狙いは顔面!その赤い目玉だ!

「でぇぇぇやあぁぁっっ!!!」

火花が散る。奴は…

動きを、止めた。


「勝った…いやまだだ!」

敵は奴だけじゃない。それに…

今倒した奴の胸部から光。まさか…自爆か!?

腰を抜かしている琴葉を離れさせる?無理だ。爆発範囲が分からん!なら…

「今度は消させない!アーマー展開だっ!」

ウイングのついたサーフボードみたいな形のアーマーを展開、アニメじゃ大気圏突入で1回使ったっきり忘れられた不遇メカ!覚えててよかった!

「琴葉!こいつの陰に!」


爆発。

爆風で吹き飛ばされそうだ…踏ん張れ俺!


「生きてる…よな…?」

よし、俺も琴葉も無事だ。

ひとまずこのクレーターから出て状況確認だ…


外は酷い状態だった。至るところに生徒の死体、自衛隊隊員もちらほら倒れている。

しかし、ロボットたちは時が止まったかのように静止している。俺が一体殺ったことに関係があるのか…?

「琴葉…クレーターの中に居ろ…」

次の瞬間、ロボットが一斉に動き出した。

ただし、俺と反対方向へ、だ。

「逃げた…?」

何はともあれ、勝ったようだ。


ところが。


「動くな!」

自衛隊に包囲され、銃を突き付けられている。

「その少女から離れなさい!」

俺を敵だと思っているようだ。まあ無理もない。おもいっきりメカニカルなもん使ったからな。


こうして俺は拘束され、自衛隊本部へと連行された。

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