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第8話 お金がないなら風呂で稼げばいいじゃない?①

初めての作品?で一応毎日1話以上書く予定ですが自分で読んで誤字多すぎ・・・

適当に自分で修正してるので更新日時が変かもしれません

伯爵から条件付きでの許可が出た。

一つは宮国との交易の為、道の解氷作業をする。

もう一つは子供だけ置いてはいけないので作業の協力と護衛(という名の監視)に4人をつける事となった。

当然食料と野営用の道具も多めに頂けた。


伯爵は何日持つかなと疲れたら領地へ来るように言いすぐに自領に向かい出発した。長時間トップが不在というのも良くないらしい。


俺は風呂の事しか考えてなかった・・・この世界に生まれてから一度も入ってないので入れるなら今すぐに入りたかった。


少し道から離れた所に穴掘り魔法で穴をあけ出た土砂で道から見えないように壁を作った。そこにお湯魔法で”40度の綺麗なお湯をください”と願った。

・・・・できた。よく言われる魔法はイメージってやつかな?


護衛の四人も同性だし子供なので気にせず全裸になり風呂に入った・・・・言葉にならない”あ~”に濁点が付いたような声が出た。


護衛の4人は驚いた。少年が寒い中全裸になり水の中へ入ったのだから。


この世界では風呂になんて入れない。タオルをお湯で濡らし拭くか体を洗う程度しかしない。人が入れるほどの耐久度のある入れ物、大量のお湯を準備する・・・その2つだけでも簡単ではないからだ。もしできても貴族ぐらいかもしれない。


風呂は気持ちよかったが外がこう寒いともう少し熱いほうがいいな・・・

お願いしてみよう・・・”もう少しおゆのおんどをあげてください”とお願いした。

「お風呂に熱いお湯を追加します」

謎の声が聞こえた・・・・まじか・・・

きもちいい・・・何も考えられなくなるほど力が抜けた

「43度になりました」

また謎の声が・・・風呂の操作してくれてるから”ふそう”ちゃん(仮)と呼ぶことにしよう・・・心の中限定だが。


「君大丈夫なのか?」護衛としては心配だったのだろう声をかけられた

「すごく気持ちいいですよ一緒にどうですか?」

「その気持ちはうれしいがこんな外で裸になんかなれない護衛なんで武器も手放せないしな」

「では3面に壁を作るので裏側のみ布か何かで隠してください。一人ずつなら大丈夫だと思いますしこれだけのお湯を独占するのもなんか・・・」

「ありがとう分かったではお願いする」


壁を作る前に考えていたことを実行してみた。温泉と言えば疲労回復や傷を癒やす効果ができないか。

結果でいうとあっさりと出来た。移動と穴掘りの疲労、昔からある傷も目立たなくなった。 


 壁を上から見るとコの字型に作り、入り口には布をかけ外から見えないようにした。厳密に言うと上からは見えるがまあわざわざ空飛んで風呂を覗く事もないだろうし。


護衛4人は名前は教えてくれなかった。いざという時には壁となりその間に逃げないといけないのに情が湧くとよくないかららしい。よくわからんが風呂を気に入ってくれた。40過ぎぐらいの一人が肩が上がるようになったとすごく喜んでる。


「これでお金稼げませんか?」と俺が聞くと、

「安いなら週に数回は入りたいな」

「でも俺達もそんなに金ないぞ」

と答えてくれた。

お金の匂いがする・・・


テント生活は少しきつかったが毎日風呂に入れる幸せはそれ以上だった。

近隣の農家さんが湯気が気になったみたいで最初は数人で偵察に来た


風呂を勧めたら最初は怪しまれたが

「今だけ・・・なんと無料で入れます。この機会はなかなかないですよ。体の痛い所はありませんか?持病なんかもないですか?1部では(自分達の事だが)痛みがきえた・・・傷が治ってきたなどの効果があるそうですよ(個人による感想ですと小声で付け足す)」

まあ無料なら・・・と来た農家の方たちは翌日には友達を連れ・・・家族を連れてきてくれた。

 

偶然話した時に「テント生活が辛くて」って話をすると、体を治してくれたお礼にと簡単な大き目の小屋を作ってくれた。

家の補修、農具の小屋は自分たちで作ってたりしているらしくかなり頑張ってつくって貰えた。寝るときはあなたたちに足を向けて寝ないことを心の中で誓った。

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