第7話 お風呂を作れるんですか?!
この話しを書くとき思いついた時の第二候補は短編の ” 異世界で伝説の勇者になった話 ”
として昨日書いてみました。
出来るだけ短くで頑張ってみました。
「こう穴を掘るときに力を貸してと願うと一度に数倍の大きさの穴が開くんです」
一応皆に説明した。数人が真似したが当然出来る筈もない。
「この水は?」
「地下にも水が有る場所があるんです」
「井戸があるからそれはわかる・・・わかるがあれはもっと深く掘らないと出ないと聞くが」
言われてみるとその疑問は納得できた。
詳しくないが川の近くなどでは少し掘ると水が出るとかは聞いたことあるが何もない任意の場所に穴をあけたら水が・・・
偶然にしては100%出る。そんな魔法みたいなこと・・・
ん?魔法みたいっていうかもしかして魔法か?
自分の貰った魔法は穴掘りだと勝手に誤解していた。確かに個数制限は聞いてなかった。
しかしなぜか攻撃とかには使えない。使えないといっても穴を掘り池にしてそこに敵を落とせば・・・
まあそんなことはしないが。
穴を掘らずに”水出ないかな”と地面を見ながら願ったが少し表面が濡れて色が変わった程度であった。
1cmでも穴を掘り水を出すと量は少ないが出た。
これは使えるかもしれない。
大きく穴を掘り水で満たし泥が沈澱するまでの間に焚火で加熱した石でも入れたら念願の風呂が・・・・
風呂に入れる・・・前世を思い出したころから長年考えていたことなので嬉しかった。
「まあ直接穴からお湯が出たら天然温泉みたいでいいのに」とひとりごちた。
その時最初に掘った大き目の穴から出る水に湯気が・・・あれお湯?お湯が出た
そこで気付いた管理者がくれたのは ”温泉魔法”だったみたいだ
まあ多分ユニーク魔法なのだと思う。
伯爵にお願いをした「ここはよく人が通りますか?」
「路面が凍ってない時は作物の輸送、売買でよく使われるよ」
「ここを実験の為に貸していただけませんか?貸していただけるなら凍らないように管理もします」
「ここは誰の支配もされてない場所なので別に構わないのではないか?」
「ここはどこかの国に属してないのですか?」
「ここから気にの家に向かってはそれほど農作物も肉も取れない。予算をかけて税を回収に行っても赤字は確実だ
戦争時は金で兵員を雇う時もあるが支配するというのはそこを守る義務も発生するんだ。
兵力の分散は他国からの侵攻の原因にもなりえる」
自分の住んでいたとこが無所属(?)とは思わなかった。
近所の人と集まってお金や作物を集めてるのは税ではなく自治会費(?)みたいなものなのかもしれない。
今日もここまで読んでいただいてありがとうございます。