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現実と偶像の自分へ。
私がネットを始めた瞬間だっただろうか。
私と『俺』が分離したのは。
記憶が拒む多重化した人格の分離は可能だろうか。
生きる意味をあると感じる者はどういう思考をしているのだろうか。
歪みを正す方はあるのだろうか。
助けを求めて無い者を助けてはならないのだろうか。
わからない。
そんな俺の話を親身に聞いてくれる友にも話せない話を、
嘘を交えて物語とした。
どうか滑稽な劇としてでも良いから、最期まで観てはくれないだろうか。
『貴方の救いになることを心から祈って』