表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/130

7-4 未知の国からの招待④

 チャイナドレス風の、鮮やかな青いスーツに身を包んだその女性は、長身に、続いて伸びる脚が驚くほどに長く、それに沿ったスリットからほんの少し見えている美脚と共に、全身の姿は、ため息が出そうなくらい美しい。そして、改めて見えた、その超美人ぶりには、言葉を失ってしまう。また、代表にもかかわらず、その若さが本当に驚きで、実際の年齢はわからないが、見た目は、20才過ぎくらいにしか見えないのである。その姿が、ゆっくりと、深々とお辞儀をして、皆を出迎えてくれた。


「この度は、遠方より、ようこそ、我が国へおいで下さいました。高木所長様、お忙しい中、本当にありがとうございます。また、モデルラボの社長、小染様、本日は、よくおいで下さいました。また、トップモデルの皆様も、お忙しい中、ありがとうございます。私は、我が国の代表であります、エメリス・エルヴァスティ・プルクネン、と申します。宜しくお願い致します。さあ、どうぞ、皆様をご案内致しますわ。」


 その代表をみるなり、コスメは思った。うちの事務所からのモデルを、トップを厳選して連れてきたなどとは、とても紹介が難しい。なぜなら、この代表の女性は、美しさの極みとも感じるほどの美しさで、果たして、うちのモデルたちが、この女性の前で、躊躇なく振る舞えるのだろうか、と真剣に思った。

おそらく、モデルたちも、その美しさに、内心、かなり驚いているに違いない。


 コスメたちと所長をあたたかく迎えたのち、数人の女性たちが、まずは宿泊予定とする部屋に案内をしたくれた。案内された部屋は、なんと広いことか。50畳はあろうかと思えるほどの洋室であって、そこから、8畳の部屋が6部屋と繋がっていて、50畳の部屋から各部屋に移動ができて、就寝時には、個別に部屋で寝ることができる。一行は、入浴を済ませると、夕食を兼ねた歓迎会に招かれた。そして、どこの国ともいえない、これまで味わったことのない数々の料理に舌鼓を打つが、ここまで、数十人の人と会ったが、全員が女性であった。コスメやモデルたちはその歓迎ぶりに喜んでいたのだが、バイオレットとリリアナの2人は、こういう場は初めてなのか、とても緊張している。


 そして、この国の代表の女性は、プリンセスであり、少し遅れて、会場に現れた。その際には、今度は、スリムで真っ赤なドレスが、これがまた、鮮やかで美しい。すると、一行と同席して、夕食を共にした。エメリスは、とても若く、まさに宝石のように美しく、私たちモデルをしのぐかと思うほどのレベルであり、その点には、私たちモデルは、もちろん、所長でさえも、本当に驚きで、見惚れてしまった。


 その、エメリスの紹介で歓迎会の舞台上に案内されるオービスとエミリア。2人も、歓迎会のために、ドレスアップし、これまた、その美しさは、会場の人たちを魅了したようだった。2人を目の当たりにして、改めて驚きの表情のエメリス。多くの拍手と共に迎えられた。2人は、笑顔で挨拶をしながら、会場を改めて見渡すと、全員が女性であり、しかも美人ばかりで、驚いた。また、同様にそれに気がついた所長も、驚きを隠せない。その歓迎会に出席している100人からの女性が、これまで研究所でハイレベルと認定されてきたモデルなみの女性ばかりなのだ。こんなことがあるのかと、信じられない思いと同時に、自分がハイレベルと認めたモデルが招かれた意味は何なのかと、疑問を持ちながら、さらに少しずつ緊張が高まっていた。


 歓迎会も終わり、エメリスから、所長に丁寧にお礼の挨拶をされて、その、なごやかなやりとりの中で、少し不安も消え、ホッとした所長だった。


 そして、次に、エメリスから、ぜひ娘たちを紹介したいという。そして、現れたエメリスの2人の娘は、実に美しく、そして、信じられないことに、母親であるエメリスが見た目が20才くらいなのにも関わらず、2人の娘たちも18才くらいか、あるいは、ほとんど同年代にしか見えないのである。なんということであろうか。所長は、この世の夢でも見ているかのようだった。


 所長は、エメリスに年齢を尋ねると、自分は、今、36才だという。そして、歓迎会にいた多くの20代の女性たちについては、18才から38才まで様々だという。だが、どう見ても、全員20才すぎにしか見えないのである。

そして、これまで、世界的に様々数多くの美人を見てきた所長であっても、今、ここまでハイレベルの美貌の女性がいることを目の当たりにして、美の追求には果てしないということを改めて実感したのであった。


 しかしながら、これほどレベルの高い美貌をもつ2人の娘をみて、その上で、私たちの研究所の判断した最高モデルと会いたいというのは、あまりピンとこない、どこか疑問があって仕方ないのであった。


 そして、オービスとエミリアは、会場にいる女性たちの若さと、その全員が桁外れの美しさであることや、色々と話しに聞いていたことなどを比べると、コトールルミナス国とあまりに似通っていることが多くて、驚く2人であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ