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7-1 未知の国からの招待①

ある日、元エミリアこと、二宮 灯の元にメールが届いた。

「あら、珍しいわ。何の用かしら。」

そのメールは、なんと、モデルラボのコスメからのもので、久しぶりの連絡で、とても驚きの内容であった。

「あら。なんと!一時復帰の依頼だわ。」 

 

時は、これより1週間前にさかのぼる。モデルラボのコスメ宛にエアメールで来た一通の手紙。受付の妻咲から、


「社長、フランスからエアメールで手紙が届いてますよ。」

「あ、そう。フランスから?それにしても、今時、手紙とは珍しいわ。」

その手紙は、これまで見たこともない、綺麗な封筒の手紙で、コスメは、差出人を見る前から、その手紙の見た目の素晴らしさに感動し、見惚れてしまった。 

そして、差出人を見ると、「UBPRI フランソワ高木」とあった。

「ま、まさか、これは、あの、、、。」


 そう、この人こそ、以前、オービスとエミリアの美の対決の審査員を、所長自ら、かって出てくれた、世界的に、美人の研究者として有名な、究極の美貌追求研究所UBPRI所長、フランソワ高木であった。この名前を知れば、なぜ、この手紙が素晴らしいかは、すぐにわかるのであった。

「これまで何回か来日しているし、連絡は頂いてお会いしているけれど、この人から手紙が来るなんて、信じられない。」

コスメは、そのドキドキが抑えられないまま、封を開けてみた。


すると、その内容とは、


 拝啓 モデルラボ社長、小染真希 様、ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。前回は、睡眠脳科学研究所の件については、無事に解決をみて、本当に安堵しております。色々とお世話になりました。これまでも何回か様々な出来事がありましたが、いつも大変素晴らしい体験をさせて頂きました。大変感謝しております。


 つきましては、この度は、お願いしたいことがございまして、手紙を書かせて頂きました。今時ではなく、封書という形ではありますが、前回までのご連絡とは違い、今回は、お願いすることがあって、メールでは失礼かと思い、このように致しましたが、ご容赦願いたい次第です。


 実は、アテルナ共和国の代表より、当研究所に依頼がありまして、研究所でトップと評価されているモデルを2名連れて、ぜひこちらにおいで頂きたい。そして、ぜひ、その、研究所直直にトップと評されるモデルたちに会わせて頂きたい、ということでした。


 お返事は、すぐでなくてもけっこうですが、私たちの本日までの研究の結果では、前回の美の対決の2人、オービスとエミリア以外には、その頂点に変わるモデルは、現時点では見当たりません。今、当研究所に所属しているモデルも数名おりますが、アテルナ共和国に訪問するほどのことを考えるなら、あの2人しかおりません。どうかお2人に依頼をお願い致します。


 それから、この機会に合わせて、事務所所属のモデルをあと2人ほどお連れ頂き、当研究所の研究において、ご協力頂きたくお願いする次第でございます。なお、滞在期間は、まず研究所に約1週間ほどご宿泊頂いたのち、アテルナ共和国より迎えが参りますので、合計で約2週間ほどを予定しております。この後からの連絡は、下記のメールアドレスからでけっこうです。お忙しいところ、誠に申し訳ございませんが、どうか宜しくお願い致します。

           

                                     敬具


 手紙を読み終えると、コスメは、これまでにない依頼に驚きをかくせなかった。それというのも、UBPRI 究極の美貌追求研究所よりモデルの提供の依頼など過去にはあり得ないからである。こちらから、研究所にモデルの提供を依頼することはあっても、研究所所属のモデルを超えるモデルなどいないので、こちらから提供はありえないことなのであった。


「大変なことになったわ。オービスは、とりあえず、現役だからいいとしても、灯がオーケーするかしら。それに、こう言ってはなんだけど、現役を退いたあの子に、それだけの役目ができるかしら。だけど、UBPRIからの依頼じゃ、断ることなどできないわね。とりあえず、灯に連絡してみるわ。」


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