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4-3 次々倒れるモデルたち

そんなある日、ランウェイにたつモデルたちが、着替えを終えて、ランウェイを歩いたあと、その日の仕事も終わって、1人のトップモデル メデルが、マネージャーと帰ろうとすると、マネージャーから、


「メデル、なんだか元気がないけど、どうしたの。」

と、きかれる。


すると、

「特に、何もないけど、言われてみれば、なんだか、いつになく疲れたかも。」


そして、次の日、そのモデル メデルは、別の仕事現場、着替えも終わり、マネージャーから、体調は大丈夫?と聞かれる。すると、またもや、大丈夫だけど、言われてみれば、なんとなく変、と言う。


そこで、改めて、マネージャーが彼女をみると、

「今日は、なんか素人みたいだなあ。」

「えっ、どういうこと?素人は、ひどくない。」

「そうだなあ、活気がないというか、覇気がないというか、いつものオーラが何も感じられないよ。それに、いつもの美人が台無しというか、なんかそんな言い方しかできないんだけど、はっきり言って、さえないなあ。」

と、そんな感じだが、とにかくその日の仕事をやり切った。


そして、スタッフから、

「お疲れ様でした。マネージャー、ちょっと、今日、メデルは、なんだか素人みたいだったよ。なんか、オーラが何もなかったな。いつも、もっともっとオーラ、すごいよね、メデルはさ。」

「すいません。なんか、昨日から、ちょっと体調悪いみたいで、すみません。」

「やっぱり、そうだったのか。そんなことだろうと思ったよ。メデル、働きすぎじゃない。少し休ませてあげたら。」

「そうですね。すみませんでした。」

というわけで、しばらく休暇をもらったメデルだが、その後の仕事も、スタッフや関係者から、全然オーラがない、ぬけがらみたいとの連発。しかし、これは、メデルだけのことではなかった。


やはり、同じように、ランウェイに立つ、やはりトップモデルのマリエルが、着替えが終わり、グラビアの仕事に行くと。しばらく、カメラ撮影が始まり、1時間ほど経つと、その有名カメラマンから、

「おう、マリエル、今日は、なんだか、全然オーラないじゃん。どうしちゃったの。素人を撮ってるんじゃないからさ。今日は、もうやめにするよ。」


すると、思わず、マネージャーが駆け寄ってきて、 

「すみません。なんか調子でないんですよね。」

「なんだよ、調子悪いってわかってんじゃない。そんなで、この撮影できないよ。」

丁寧に謝って、その仕事は、キャンセルとなってしまった。


また、最近では、トップモデルたちが、皆、体調不良が続いていて、たるんでいると噂が広まっていた。

そんな中、業界でもトップ3に入るトップモデルのアリエスは、それを聞いて、

「皆、元々、大してオーラもないのに、無理してるから、たるんでいて、やられちゃったんじゃないの。」

と批判をちょっと。

「まあ、私みたいに、自信もゆとりも持ってやらないと、すぐに潰れちゃうんだからね。これを良い教訓にして頑張ってほしいわ、うん。」

そう言うと、着替えを終えて、CM撮りに、スタジオに行く。

スタッフとの打ち合わせが終わり、いよいよ撮影が始まる。後ろにダンサーを従えて、正面で軽い振り付けをして、短いCMソングを披露するという段取り。


それでは、スタート、っというかけ声。

一通り、通して、撮りが進む、しかし、カット、と監督の声。

「アリエスちゃん、ちょっと、今日はノリが悪いな。いつもは、もっともっと、良い感じなのに。何が悪いんだろうな。じゃ、もう1度行くよ。」

「すみません。おかしいな。じゃ、もう1度お願いします。」

スタート、って、声がかかり、しかし、すぐに、カットーッ、の声がかかる。

「わかったよ、今日はね、アリエス、素人みたいなんだよな。後ろのバックダンサーとおんなじ印象だよ。いつもなら、後ろに何人いても、1人だけ、すごいオーラが発揮するのに、言っちゃうけど、今日は、ゼロだぜ。素人撮るつもりなんてないからね。今日は、もう終わりにしよう。もっと頑張ってくれないと、モデル変えることも検討するよ。」

「ちょ、ちょっと待って下さい。もう1度お願いします。」

悲しげな顔で、控え室に戻っていくアリエス。

「なんだか、私も人のことを言えなくなってきちゃった。どうしたのかな。なんとなく、魂のぬけがらみたいな気もするわ。マネージャー、ごめんなさい。今日は、もう休ませてね。」

「ああ、大丈夫だよ。君も忙しいし、こういうこともあるさ。元気だして。明日、また、頑張ろう。」

「はーいっ、、、。」


そんな噂も、モデルラボでも伝わっていた。コスメも心配している。

「と、いうわけで、ただ、皆、同じようにたるんでいるなんて、そんなことってありえないわ。まさか、変な伝染病でも広まっていることはないわよね。正直言って、何が起こっているのかわからないわ。」


そんな騒動で、元々、オーラなど感じられないようなモデルたちが、自分もオーラがなくなったなどと、ウソの訴えを起こすようにまでなってきた。しかし、それは、そのモデルに会ってみれば、元々オーラがあったのかは、一目瞭然なのだが、いちいち対応しているのもキリがない状況が続いていたので、そのことに加えて、人気がでなくなったとか、全く関係のないモデルたちが、根も葉もないことを訴え始めて、モデル業界は、かき回されていて、不信感が高まる一方であった。  


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