3-16 担当官の判断
コミニュケーターの向こうでは、大勢の人達が拍手して、おめでとう、と騒いでいる。この、短命因子とは、このメラットを使用しても、除去あるいは、完治することは、不可能と表示されてしまう。
しかし、担当官の発案により、この、美と命の水を最後の切り札と考えていたのである。しかしながら、この水が、必ずその効果を示すものではなくて、過去には効果のなかったこともあり、この貴重な水を使用することは、かなりリスクの高い方法だったのである。
だが、今回は、水自体の再生力をギリギリまで残した上で、水の最大の効果を発揮する飲み方によって、完治するに至った。これは、過去にも、決して例のない、まさに、担当官のファインプレーといえよう。
日本から離れないオービスは、すでに、もはや日本人も同然。そこで、すぐに次期プリンセスに決定したアネットは、その後、あと1年で消滅してしまうという、短命因子が体内に発生したことが判明する。
しかし、これは、もはや消し去る方法はないので、かわりにオービスを次期プリンセスとして認められるかという会議があり、アネットが消滅してしまうなら、やむを得ないということになり、オービスへの、帰国と就任の説得と、そして、大地震による美と命の水のビンの建物の損傷からの不審者による犯罪により、水は残っていないため、日本でその水がどこかに隠されているという情報を仕入れた国の担当官は、その2つの指令を、アネットに託し、もしも水を手にした際に、ほぼ可能性はないが、この水によって、アネットの短命因子を消し去ることも見越していて、ただ水が見つかっても帰国する前に命の期限がくるといけないと思って、アネットを日本へと送り出したのであった。そして、とうとう、水が戻って、アネットも治り、さらに、オービスは帰国を免れたというわけである。




