10-1 コスメ・小染真希の秘密①
このエピソードは、ついに、第2章の最終話になります。そして、もしも、最後まで読んで頂き、面白かったと思われたなら、第3章、第4章へと引き続き、ご愛読頂ければ幸いです。ここまで長くお付き合い頂きまして、ありがとうございます。感謝の言葉もございません。では、どうか最後まで、お楽しみください。
カメラマンと副社長を兼任するようになった蓮津と結婚したコスメは、モデル業を続けていた。
しかし、
ある日、コスメは、手に違和感を感じて、蓮津に話してみる。
「ねえ、これ、見てくれる?何かしら?」
そう言うと、手のひらを見せた。
すると、蓮津は、驚きのあまり!
「ええっ!うそだろ!こんなことって!」
それは、コスメの左手のひらにオレンジ色の星形が輪郭だけ浮き上がっていた。
「これは、ノーボスビータだ!コトールルミナス人が妊娠すると浮き上がってくる知らせなんだ!左手のひらは、女の子が生まれるってことなんだよ。オービスができた時もプリンセスの手のひらでみたよ。しかし、君は、まさか、コトールルミナス人だったのか!」
「まさか!そんなことあるわけないじゃない!私は日本人、小染真希よ!」
「だけど、この印は、コトールルミナス人以外には、ありえないんだよ、なぜなんだ!なにが起こったんだ!」
「まさか、私が美のエキスを飲んだせいかしら。」
「いや、それはないだろう。あの水は、アルタコーネス国のだからね。」
「じゃあ、どうして?」
「絶対に、何か別の理由があるはずだ。一応、君の両親に聞いてみよう。何かわかるかもしれないよ。」
2人は、早速、コスメの両親に会いに行った。コスメは、昨年、蓮津との結婚報告にきたばかりだが、美のエキスを飲んで、変身を遂げてからは、初めての再会であった。
2人は、コスメを見るなり、その驚きは相当なものであった。
父親「真希!お、おまえ、、、。」
母親「なんてこと!」
コスメ「あら、いやだ、顔が変わったことは話したでしょう。驚くのは、わかるけど、そこまで驚くこと?」
父親「そりゃ、そうだよ。なあ。おまえ!」
母親「いやあ、本当に、驚いたわ。こんなことって、、、。」
コスメ「オーバーねえ。たしかに、前より、美人になったから、驚いたかもしれないけど、綺麗になったでしょう?」
2人は、驚きの顔は、変わらない。
母親「ねえ、あの写真だしてあげなさいよ。」
父親「そうだね。」
父は、少し古そうな写真を取り出して、コスメにみせた。そこには、明るく笑っている、とても可愛い女の子が写っていて、しかし、まだ小さいのに、その美人ぶりが際立っている。
コスメ「あら、可愛い女の子。小さいのに、綺麗な子ね。えっ、この子、どこの子?」
すると、父が、
父親「今の真希は、この写真にそっくりだよ。わかるかい。これは、真希が、6才の頃の写真なんだ。」
コスメ「ええっ、そういえば、美のエキスを飲んで変わった今の顔って、この写真にそっくり!よく似てるわ。だけど、エキスを、飲む前の元々の顔とはぜんぜんちがうわ。この写真、本当に私なの?」
そして、コスメは、左手のひらのオレンジ色の星形を、両親にみせた。2人の驚きは、かなりのものであった。
「な、なんと、ノーボスビータだ!」
「本当!こんなことがあるなんて、忘れていたわ。」
すると、両親は、顔を見合わせながら、
母親「ねえ、あなた。もういいんじゃない。すべて話しても。」
父親「うーん、そうだね。やっと、その時がきたのかもしれないね。」
コスメ「な、なんなの、いったい?何か、私に隠してることがあるの?」
父親「今まで、言わなくて悪かったが、私たちは、おまえの本当の両親ではないんだ。もう、全部話すことにしよう。」
それを聞いて、驚くコスメと蓮津、
父親「そうだね、あれは、今から、約30年くらい前のことになるかな、、、。」




