9-17 マネージャー・一条麗奈17、、エピソード9最終話
「香織、大変だったのね。でも、まさか、あなたがカタリーナだったなんて、、、。」
「私も、記憶を失っていたとはいえ、彼女のモデルへの思いは、しっかり覚えていたなんて、それは本当に驚きだったわ。それで、モデル名を、カタリーナなんて、つけるなんて、信じられない。だって、そう、彼女の名前は、固井梨奈。」
「まさか!その名前なの、だけど、あなたも、これで、やっと元の顔に戻れるのね。自分で、できる?もしよかったら、私が戻してあげてもいいし。」
「ああっ、この顔ね。この顔は、このままでいいの。だって、これは、梨奈の形見だもの。私、このあとの人生は、片野山玲子で送っていくわ。それに、今は、もう片野山玲子だしね。このまま、変わらず、モデルを続けていくわ。だけど、麗奈、今まで、ごめんなさい。迷惑かけたわ。」
「ううん、もういいの。一緒に修行してきた仲間じゃない。」
「そうだったわね。ありがとう。だけど、これで、もう、群青香織は、いないのよ。これから、どこかプロダクションを探してみるわ。」
「そう。残念だわね。」
すると、コスメから、
「ねえ、2人でお話中、悪いんだけど、2人とも、一緒にうちにこない。それで、うちでモデルやらない。」
「ええ?カタリーナは、わかるけれども、私もいいんですか。」
「そうよ。もちろん。一条さん、あなたも、とても綺麗じゃない。私ね、あなたなら、充分にモデルとしてやっていかれると思うわ。私が、そう思うんですもの、大丈夫よ。あなたさえ、よければ。」
「宜しくお願いします。」
「カタリーナも、どう?うちにこない?」
「そうね、私も宜しくお願いします。」
「2人とも、よかったわ。これから、宜しくお願いします。」
こうして、2人は、モデルラボに移り、ともに、事務所ビルに住むことになり、カタリーナともに、一条麗奈もモデルとして、働くことになった。その後、2人は、今回、無事に、移面術を体得し、とうとう、無に達したことで、さらに、修行を積みたいという気持ちになり、改めて、休みの日などは、また鍛錬を始めた。もはや、琥珀の翼からは、離れてしまった2人だが、今度は、果てしない、上のレベルを、再び目指すようになったのであった。
コスメも、2人がモデルとしても、充実した仕事ぶりをみるにつけて、喜びも一入であった。
コスメは、蓮津との新婚生活も落ち着き、やっと、社長とモデルの両立にも慣れてきて、充実した毎日を送っていた。
ある日、コスメは、手に違和感を感じて、蓮津に、手のひらを見せながら、
「ねえ、これ、見てくれる?何かしら?」
すると、それは、コスメの左手のひらにオレンジ色の星形が浮き上がっていた。
それを見て、蓮津は、驚き、
「ええっ!うそだろ!これは、ノーボスビータだ!コトールルミナス人が妊娠すると浮き上がってくる知らせなんだ!」
「ええっ!うそでしょ!私は、日本人なのに!どうして?!」
さらに、第2章、驚愕の最終話へ。
【 ワンポイント 】
ノーボスビータについて、復習したい方、もう一度、確認したい方、など、ございましたら、第2章、1-7 ノーボスビータの不思議、をご覧ください。




