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斯くして流離人となった―  作者: 不知火赤椿
1/1

主人公は流浪の民

思いついたことを描いています。

拙い文章ですが、宜しくお願いします。

透明率が高い湖の中に眩い陽が差している。

カラフルな魚たちが目の前を泳いでいく。


次の目的地へ向かうか。俺は湖をあがる。


俺は流離の民、世界の彼方此方を旅している。

今は旅の途中であり、久しぶりの水浴びをしていたところだ。


この世界の空は赤く染まっており陽は沈まない。

昼も夜も赤くだ、理由は分からない。


古びた大き目のバッグパックから固形食を取り出し、無理やり口に入れる。

―そろそろ、しっかりと食事を摂りたいな。

現在いる、このストックホルムは環境上、食べるものが限られている。

たまにはがっつり肉を食べたいとさえ思う。


軽過ぎる食事を終え、愛馬のラインハルトに跨る。

ラインハルトを撫でながら、君は少し太ったかな、

森の木の実を食べ過ぎているんだよ。と語りかける。


さぁ、次の目的地にいこう。

ラインハルトと共に歩きだす、北に向かって一歩一歩と。


雨が降ってきた、ポツリぽつりと。

ツルミ草を細かく編んだ雨避けを頭から腰に掛けて深く被り、ラインハルトに語りかける。

先に見える大きな木の下で少し休憩しよう。


眠りにつくと、3年前の出来事を思い出す。

そう、空が赤く染まった日のことだ。


元々、俺は流離人ではなかった。

孤児院で育った後、とある都市で靴磨きを生業とし、生計を立てていたが、

客が来ない夕方のことだ。

突如、空が赤く広がっていくではないか。

束の間、街の人達の大半が「アンデット」と化していった。

何故かは分からない。


この日以来、流離人として旅を続けている

旅はいい。無心になれる、命懸けの場面も多いが。


鳥の囀りが朝を告げている。

眠たい目を擦りながら、大きなあくびをし、無理やり目を覚ます。


―そういえば、食料の備蓄がほぼ無い、ラインハルトは別だが。


次の都市が人で栄えていることを祈ろう。

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