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異世界生活始まり

異世界の描写をしたいって言って結局書いてない。

そういえば夢の中で某お空ソシャゲの古戦場が終わりました。

そして夢の中でガチャをひいて虹演出きた!!って思ったら召喚石でやるせない気分になりました。

夢の中でさえもキャラを引けない。

福side


目が覚める。

柔らかな風が頬を撫でる感触と暖かい太陽の光

自然とまぶたが持ち上がればふと花の香りが漂う。

先ほどの神様との交渉は夢ではなかったようだ。

そこは赤、青、黄色、白、桃色、色とりどりで私が一番綺麗だと咲き誇っている花畑だった。

私と山と花はそこで寝転がっていた。

まるで昼寝をしているように規則正しい寝息が風と一緒に聞こえる。

まだ制服のままなのか…

山と花と自分、卒業したというのに制服をずっと着ているのは少し恥ずかしい

まるでコスプレだ。


いくら暖かいとはいえこんな外にいつまでも転がして置けるはずがないので山は優しく起こして花はたたき起こした。ちゃんと起きてくれて嬉しいが花から若干不服そうな視線を向けられたのでそれは無視を決め込んだ。


「もっと優しくおこしてほしい…」

「起こしたやっただけでも優しい」

「山は普通に起こしてたじゃないっすか…!」

「お前と山を一緒にしちゃだめだろ」

「山ー!?ちょっとこの子おかしい!」

「お前も十分おかしい」


いつまでもこんな綺麗な風景の中漫才をしている場合ではない

コホンとわざとらしく咳払いをすれば二人はピタリと止まる。

まぁ原因は私だけどね!


「さぁて、ここがどこだか一切私情報もらってくるの忘れたわ」

「私も」

「山も?花は?」

「お前ら…馬鹿にするなよ…!もってるはずねぇだろ!!!」

「だめだ知能指数高いやつがここにいない」

「絶対そのへんの犬の方が賢い」

「頑張れよ山。お前テストはいい点数とってたじゃん」

「いやどう考えても興奮しすぎて無理だったよね。オタクにあんなのやったらもうすげー!やっべー!以外のこと頭から飛ぶから」

「わかる」

「それな」


語彙力を失ってきたところで3人で軽く円を描くようにして座る。

まず自分の能力的な話をしたほうがいい。

これからどんな事が起こるかわからない。そしてよくある俺TUEEEEEE!!!がやりたいしなにより隠し事ができないから喋りたくてウズウズしているのが一番だ。


「はーい注目」

「どうした福」

「どしたん福」

「口をそろえるな。じゃぁ司会よろしく花」

「ワシかいな…。なんで注目って言ったんだよ…」


だってちょっと言ってみたかったんだもん。と心の中で軽く言い訳をする

こういう話し合いの場合は花がまとめる方が効率が良い。というか

面倒くさがりの花だからこそバシバシ進めていく。

山だと几帳面が若干前にでて話が進まないし私だと話が脱線する。

結果一番良い方向へ話を進めただけなのに…!


「んじゃまず第一に確認神様にあった人挙手ー」

「はーい」

「ほーい」

「はいみんな会ってるね。この世界のことについて聞いた人挙手ー」

「へ」

「へ」

「手を上げろ馬鹿どもめ…」

「そういう花はどうなんっすかねぇ」

「おっ山いい質問だ。私もしらん」

「こいつ…!」


なんて緊張感のない会話だろうか…。

仮にもオタク女子3人が異世界に飛ばされて初日も初日ましては1時間未満だというのにもしかしたらこの世界は魔物とか蔓延るTHE・ファンタジーな世界だったらどうするのだろうか…。

まぁ仕方ないね!聞いてないもんは仕方ないわ!IQここ低いなぁ。


「んじゃ次、能力どうぞ」


花がやる気のない声私と山を見る。

しかし私も山も花をじーっと見る。

お前が言えよ

という無言の圧力である。花はとてもとても面倒くさそうにため息をついた。


「はーいじゃぁ私からやりまぁす」

「ひゅー!待ってました」

と少しはやし立てると若干うざそうな視線を向けられた解せぬ。

そしてやや落ち着いたトーンで能力の話をしてくれた。


「まず、ヤバイ位に目が良くなった。そして共感覚っていうのが使える」

「共感覚 #とは」

「はーい。説明しますよー。そうだな、要はこいつ!直接脳内に!!ができる。あと相手が見ているものを勝手に見たり、こっちが見せたりすることができる。条件は一度相手に触れてから。これは洋服の上じゃなくて素肌。神様が言うには魔力には神経みたいに細く長く見えない糸がまぁあるらしい。それを私が勝手に素肌に触れることできゅっと結んじゃうって感じ。」


なるほど上手く分からない。


「簡単に言ってくれ」

「要は、自分と相手の神経を勝手に繋いじゃうって感じ?」

「そそ、山わかってるな」

「んー…?わからない…」

「そのうちわかる。んじゃ次理解した山から」


花はやっと終わったー!というように司会をぽいっと山に投げ渡す

山は心底嫌そうにしたが能力を話し合うことには賛成したので渋々といった感じでバトンを受け取れば少し頭をひねったあとに話し始めた。


「耳がめっちゃ良くなった」

「五感系多くない??私目がいいし」

「狙ったわけじゃないよ。話し続けるね。あと人の心が読めます!!」


ドヤ顔された。でも素直にすごい。


「花に条件付きってことは山も?」

「んーうん。条件は一緒触れること。これはそうだな。何かを隔てていても可能。花は素肌限定だけど私は洋服の上からでもわかる。流石に壁とかだと無理。相手の体液からでも情報を勝手に抜き取れる」

「なんだこの強者。」

「福の期待度がぐっと上がりましたね」

「めっちゃ嫌になってきた」

「あっ!忘れてた!!私もう一個ある」

「なんだい花さん。もう驚かないぞ」

「私は人の心が読めるぞ」

「私は、動物に視覚をリンクすることができるぞ。そして2~3秒先の未来が見えるぞ!」

「未来視?確定した未来?」

「知らん。確定した未来だとは思うけどそれを変えるために行動をするためのものでしょ」


こいつっ!今そんな話をしたら!私の能力めっちゃハードルあがるじゃん!

そんなハードル飛べない!くぐるぞ!!!

円を描いて座っている中私はその場で立ち上がる

私は身長が高い方なので座っている二人がまた小さい

二人は立ち上がった私に何事かというような視線を向ける。

首が痛いのか花は若干嫌そうな顔をしているごめん。

そして私がぐっと拳を作って上に掲げればこう言った。


「私の能力は!トリップ系能力絶対欲しいランキングNo1!(自分調べ)魔法が使えるぞ!!!!」





能力系トリップだとやっぱり魔法がNo1で欲しいと思うんですよ

私は問題なく俺TUEEEEE!!したいタイプですけどデミリットは欲しいしなめくさってる主人公に腹パンして私のほうが強い!!ってやりたいタイプです。


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