独白
これもかなり昔に書いたものです。
あなたのその瞳が 私を追い詰めるのです。
あなたのその真っ直ぐな瞳が。
だから私は あなたを殺してしまったのです。
あなたのその 純粋な瞳が
私は怖かったのです。
純粋で真っ直ぐな瞳に 見つめられるのが 恐ろしかったのです。
その瞳で、汚れた私を 見て欲しくなかったのです。
あなたのその瞳が 私にあなたを殺させたのです。
死して尚、その綺麗な瞳で私を見るのですか?
死して尚、その真っ直ぐな瞳で私を追い詰めるのですか?
それとも その瞳で私を哀れむのですか?
殺されたあなたは 何故 私を恨まないのですか?
何故 そんな瞳で私を見るのですか?
あなたを殺したこの私を。
当時、どういう思いで書いたのかは覚えていません。でもいつも何となく思い浮かんだものを書き留めていたと思います。それが、どこから来たのかはやっぱり分かりません。