クーデレさん(仮)
テーマが「クーデレを描く」に 決まったのだから、そのクーデレさん(仮)のキャラクターを固めていくことにしよう。
辞書で「クール」を引いてみれば分かるのだが、そもそもクールとは冷静で感情的ではない人のことを指す。感情が冷え切っているからクールなわけだ。実は別に饒舌でも問題ない。
……まあ、ミステリアスなものに惹かれるので口数は少な目にしますがね。口数の少ないミステリアスな人が自分にだけは全てを晒してくれる。素晴らしいじゃないか。
さて、彼女はどのような生活をしているのかーー
こうして考えたことはメインテーマの下に小テーマとして書き並べていく。こういうときはアウトラインプロセッサが便利だ。優先順位も付けやすい。
そんな感じで出来上がったのがこれ。
※ハルナアウトライン使用
あまりに突飛なキャラクターには感情移入しにくいし書きにくい。だから「普通の人間が感情を押し殺してクールぶっている」ということにした。
それとはあまり関係ないのだが、クーデレということは誰かにデレなければならないわけで、彼にデレる理由を考えなくてはならない。逆に考えても良い。なぜ恋人以外にはデレないのか。
ここで「感情を押し殺している」という設定を使う。感情を押し殺しているのなら、その感情を無理に動かされることは好かないはずだ。
感情を動かされるときーーそうして考えたときにパッと浮かんだのは「誰かが死ぬとき」だった。
人がそう簡単にポンポン死んでたまるか、とも思ったのだが、テンプレ小説に出てくる冒険者は危険を冒す者だけあって無茶をしているイメージがある。彼らに囲まれていれば安全思考の人間がとても魅力的に見えるかもしれない。
彼らと最も接触するのは門番とギルドの受付か。女性であるとすればギルドの受付だ。
……解説めんどくさ。
とまあこんな感じの連想ゲームをしてキャラクターの肉付けをしてみた。ストーリーの道筋が見えたら余計な設定を付け加えずにとっと引く。実際のアウトラインには解説してない設定が付け加えられているが気にすんな。
まあ、肉体的特徴がストーリーに影響してくる可能性は低いだろうし、「人の名前を覚えない」というのも「冷静に振る舞おうとしている」の補強材料だから大丈夫だろう。たぶん。