第一戦(一章)
『戦争』
そうそれは「人」を犠牲にし、強者が自分の意見を通すために行われる行為
だがしかし、今この時代に戦争は存在するが人を殺すという行為を含んだ戦争は行われていない。
なぜなら、戦争が各国、日本国内で行われていた時、リアルタイムウォーズ、またの名をRTSが開発された。
元々RTSは、バーチャルゲーム内でする戦争ゲームとして作られた。
しかし、RTSの人を傷つけないという点に目をつけた日本政府がRTSを戦争の手段に選んだ。
そして今日本国内では県での領土の奪い合いが行われている。
この日本国内での戦争が行われ始めて2年と数ヶ月で日本国名で7の県が残っている
国土一を誇ってる北海道、国土は少ないが高い戦力を持つ沖縄、戦力は少ないが戦略で県を守り続ける広島、国土は国内で一番少ないが高い防御力を持つ愛媛、兵士の数が一番多い静岡、RTS当時から攻め込まれずもせず、攻めもしていない謎多き点がある京都、そして最後に学生が中心となって戦い続ける千葉がある。
このRTSないで行われた戦争で勝敗が決まった時点でリアルの世界でも領土が明け渡され県どうしが統合される。
だがRTSが開発され四年ほどたった頃から停戦が続いている
この状況が今この時間から少年少女達によって動き始める
~千葉佐倉市~
俺の名は福地怜央高校2年生
そしてこの千葉の総合的指揮を取る役目を勤めている
総指揮をとると言っても学生というに変わりはない
だから普通に学校に通ってこの千葉を守っている。
俺の通ってる学校にも兵士はいる
だが今はこのへんで説明は終わりにしといて、普通の学生として過ごそう
三月中旬春を思わせる季節
俺の通ってる学校にも新入生がくる季節
がしかし、俺は今死ぬんではないかという状況に置かれている
「友海、海愛やめろー
ゲームで死んでないのに現実で死んだら悲しすぎるだろ!!」
「それは怜央が悪いんでしょ
勝手に朝先に行っちゃうんだから」
「そうですよ怜央さん」
今俺を殺そうとしている二人は、北見友海と北見海愛
二人共一応上官クラスの兵士だ
だが今はそんなこと関係ない
この状況を打破しなきゃ俺の人生も千葉も終わる
「クソッ
だれか助けてくれーー!!」
「またやってんのかお前ら」
「賢太!!
いいとこに助けてくれー」
この男は穂村賢太
俺がほかの県と戦うと決めた時から一緒にいてくれてる大事仲間だ
そしてこの危機的状況から救ってくれる奴でもある
「おい、友海、海愛
怜央は優しくてそんな怒らない二人が好きなんだぞ」
「え、そんなこ言われてもー(*´д`*)」
「そんな怜央さんまた告白みたいなことを」
「もう今日だけだからね
次勝手に行ったりしたら許さないからね」
「そうですよ怜央さん」
「わ、分かったよ
気おつけるよ」
「って、おいこんなことしてる場合じゃねーぞ
もう少しで始業式が始まっちまう」
「急げ!!」
『ちょっ、待ってよ
待ってください』