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エブリデイ・オブ・魔国  作者: 盗賊
魔国Dark Side
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魔国Dark Side  スナイパー⑫

青年「さて、と……お洋服、決まらないみたいだから、先に私の予定すませてもいいかしら?」

妹「予定?」

青年「まぁ、行ってからのお楽しみよ」

妹「??」


ナ『そう言って青年に連れてこられたのは、街の大通りから離れた場所……』

妹「え、ここ?」

青年「そうそう。妹ちゃん、びっくりしないでね」

妹「??????」

ナ『連れてこられたのは少女たちが住んでいる街に少しだけ似ているような雰囲気の、ビル群。そのうち一つの地下へと青年は下りて行きました』

 からんからん……

青年「おーい?」

妹(あれ? 声と口調……?)

?「……ちょっとぉまだ開店前よぉ? 扉のプレート見えな……」

青年「やぁ」

?「……なるほど。見えなかったわけじゃなくて、読めないのよねぇ! この陰険トカゲじめじめ男!!」

妹(!?)

青年「なんだよ、まつ毛ばさばさアゲハ嬢? その化粧の濃さは顔のしわを目立たせないためかな?」

?「なんですってぇ!?」

青年「なにかなぁ~」

妹「ちょ、ちょちょちょ!? キャラかわりすぎじゃないお姉さん!?」

?「あれ? 女の子?」

青年「そうそう。今日はちょt」

?「こんにちはぁ。あ、あたしはアゲハよぉ。仲良くしましょぉ?」

妹「こ、こんにちは……」

ナ『アゲハと名乗る女性は、まつ毛はマスカラでばさばさ。アイシャドウはラメラメ。化粧は濃いめ。服はピンクのふりふりロリータ。靴は編み上げの厚底リボンシューズ。髪は茶色のツインドリル。……ふりっふりのぴらっぴらのキラッキラのびらっびらのロリッロリですね!!』

ア「かわいぃ~」

妹「……お姉さんの方がかわいい。この服もカワイイ」

ア「きゃぁ。癒されるぅ!」ぎゅぅ

妹「わーーー!?」

ナ『アゲハさんは無表情です。かわい~と言っていますが、顔は真顔です』

青年「そのピンフリも仮面だよ。僕といっしょ」

ア「あんたと一緒にされたくないんですけどぉ」

妹「表情変えられないの?」

ア「そうなのよぉ。色々あってねぇ。まぁ、不便してないからいいんだけどぉ。で、何しに来たのぉ? 女装変態男?」

青年「あははっ……悪意あるよねぇ」

ア「あんたに言われたくないわぁ」

青年「えー? まぁ、いいや。それでよ用なんだけど、服買いに来たついでにちょっt」

ア「服買いに来たのぉ?」

青年「そ、そうそう。でもあんまりいいの見つかんないみたいで……」

ア「この子のねぇ?」

青年「そうだけど?」

ア「よし。この子ちょっと借りるわよぉ!」

青年「え?」

妹「え、え? お、おにいさぁぁぁん!?」

青年「ちょっとアゲハ嬢!?」

妹「拉致られるぅうううううう!!」

ア「男子禁制ぃ!!」

 ばんっ!!

ナ『拉致られた少女は楽屋のような場所へ連れていかれました』

ア「ちょっと待ってねぇ」

妹「は、はい……」

 がさがさぽぽぽいっ……じゃーん

ア「あったあったぁ、これに着替えてぇ。着方わかるかしらぁ?」

妹「えっと……」

ア「手伝うわぁ」

 がさがさがさがさ

妹「おお!!」

ア「はい、じゃぁそこ座ってぇ」

妹「はい!」

ア「もっと気楽にしていいわよぉ」

 ぱさぱさぱふぱふっしゅっしゅっ……

ア「~♪」

妹「……」

ア「目ぇつぶってぇ。じっとするのよぉ」

妹「……」こくっ

ア「ふふふふ~ん♪」

 ~数分後~

ア「動くと熱いわよぉ」

妹「……」じっ……

ア「ふんふんふふ~ん♪」

 ~また数分後~

ア「かんっせぇい~。どう? ご感想はぁ?」

妹「……!!」きらきらきらきら!!

ア「喜んでいただけたようで頑張った甲斐あったわぁ~」

妹「すごいすごい!! お姉ちゃんすごいね!! かっこいいね! かわいいね!! ありがとう!!」きらきらきらきら!!!!

ア「あらぁ、とっても嬉しい言葉だわぁ~。じゃぁ、あいつのところ行きましょうかぁ」

妹「うんっ!!」

ナ『女子二人で何をしていたのやら……』

妹「おに、お姉さん!」

青年「ここだったらどっちでもいいよって、わぁ……」

ナ『黒いワンピースにフリルやリボンがたっぷりついた、ゴ ス ロ リ !! そして! ピンクの髪はツインテールに! 若干巻かれてます!!』

青年「す、すごいね……?」

妹「うん! お姉ちゃんと一緒いっしょ!!」きらきら!!

青年「わー、今まで見たこともないくらい輝いてるね……」

妹「お兄さん! 私、あたし? こんな服が欲しい!!」

青年「えー……」

妹「おねだり聞いてくれるって言った!!」

青年「う、うーん……い、いいけどさ、それじゃあ動きづらくない……? 訓練には向かないから、部屋着にしてね?」

妹「わかった!!」

青年「う、う~ん……なんかいろいろ複雑……」

ア「でもお気に召していただけたようよぉ?」

青年「わかるけどさ……あ、口調、アゲハ嬢の真似するといいと思うよ」

ア「えぇ?」

妹「えぇ?」

青年「わよ、とか、あたし、とか。真似した方が上達速いでしょう?」

妹「なるほど!!」

青年「あ、でもダルダルな話しかたしないでね。イラつくから」

ア「なぁに? それはあたしに喧嘩でもうってるのかしらぁ?」

青年「え? 違うよ? あぁ、でも売ってあげようか? 億単位でいいなら」

ア「むりねぇ。ごめんなさぁい。あたしの店そこまで儲かってないのよぉ」

青年「そりゃ残念」

ア「妹ちゃぁん?」

妹「な、に?」

ア「それあげるわぁ。お下がりでもいいならぁ」

妹「ほんと!? ありがとう!!」

青年「え、いいよ、悪いよ?」

ア「いいのよぉ。ホント、お下がりだし、他に着れるような子もいないからぁ」

青年「あ、ありがとう?」

ア「大事にしてねぇ?」

妹「うん!!」

ア「それでぇ、何の用だったかしらぁ?」

青年「あ、あぁ、そうそう。いやぁ、僕ね、そのこと結構前から一緒に暮らしてるんだけど」

ア「……ロリコン?」

青年「ちがうから!!」

ア「この変態に変なことされなかったぁ?」

妹「変なこと?」

青年「してない! むしろちゃんと守ってるから!!」

ア「そうねぇ、例えば、体を異常なくらい触られたりとかぁ?」

青年「してないって!!」

妹「うーん、殴られたりとかはするけど……」

ア「こんな幼女に何してんのよぉ!!」

青年「教育ぅ!! それと見た目より年取ってるからその子!!」

妹「あ、一緒にお風呂入るよ?」

ア「ちょっとぉぉおおお!?」

青年「だって髪の毛ちゃんと洗わないんだもんこの子!!」

妹「ガシガシ洗うと怒るの。あと自然乾燥とかすると問答無用でドライヤーとトリートメントとブラシを装備して追っかけてくるの」

ア「あ、それはだめねぇ」

妹「えー」

青年「でしょ!? 見てよこの髪の艶! 僕の努力!!」

ア「努力は認めるけど、一緒にお風呂ってどうなの……?」

青年「真面目トーンで言わないでくれない!?」

ア「ってかぁ、この子どこの子?」

青年「今更だね! 拾ったの。暗殺者見習い」

ア「ああ、そういうぅ……」

妹「??」

青年「で、それも含めて、ほら、もうすぐ思春期? とか突入しちゃうのかな? みたいな?」

妹(あれ、私いくつなんだろう……)

ア「それであたしの所へ来たのねぇ」

青年「そうそう。あそこらへん男所帯だからさぁ。人間で女って、アゲハ嬢しか思い浮かばなかったんだよね。で、ほら、一緒に生活もしてるから、ついでに僕もそういうこと聞きたいなって思って?」

妹(人間の女……?)

ア「あんたも聞くのぉ?」

青年「そりゃ、ね?」

ア「なんていうかぁ、ちゃんと保護者やってんのねぇ?」

青年「……」

妹「あれ? そういえば、お兄さん、魔族だよね?」

青年「そうだよ? あ、口調頑張ってね」

妹「えっと、お兄さん、耳丸くなぁい? 最初会った時も人間の町だったし、馴染んでなぁい?」

青年「あぁ、引きちぎって丸くした。魔族だってばれない方がいい案件いっぱいだったから。それと伸ばさないでくれない? イラつくから」

妹「難しい……って、引きちぎったぁ!?」

青年「ま、そんな感じ。再生力高いから別段気にしない。ついでに言うと痛み感じないから前より楽。以上」

妹「……」

ア「はいはぁい。じゃぁ、簡単な保険の授業するわよぉ」

青年「はーい」

妹「う、うん……」

ナ『そこでアゲハさんにごにょごにょごにょとかを教えてもらいました。少女は真っ赤になって、青年はつまんなそうに聞いていましたとさ』

青年「うーん、なんとなくわかった。じゃ、一応それも買ってかえろっか」

妹「~~~!?」

青年「いや、いつお嬢ちゃんにsぶはっ!?」

ア「はいはい。目の前で言わないのぉ。一応男でしょぉあんた」

ナ『ま、まぁ、要するに、月の物的なあれの話ですねっ! はいっ!!///』

ア「これで用事は終わりかしらぁ?」

青年「あ、ついでにそんなような服売ってるとこ教えて。あと、ソウイウのは薬局?」

ア「そうね。薬局で、二階か奥の方に売ってるはずよぉ。んで、服はぁ、ここの後ろの大き目の通りの端っこにあるぅ、黒と銀できらきらしてる、男には入りづらい雰囲気バンバン出してるお店がそれよぉ」

青年「おっけわかった」

ア「こんどは妹ちゃん一人だけでうちの店こさせてねぇ?」

青年「うーん?」

ア「女にはいろいろあるのよぉ」

青年「まぁ、時間があったらね」

ア「じゃあぁ、ハジメテ、来たらうちによこしなさい。間違ってもそのまま訓練なんてさせないでよねぇ? それはこの先ずっとよぉ? 痛みあるようなら薬とかもきちんと飲ませるのよぉ?」

青年「む、難しいんだね、女性って!!」

ア「そうよぉ、面倒なのぉ。だからわかったぁ?」

青年「ぜん、しょ……したいな!!」

ア「しろ」

青年「善処します」

ア「よろしい。またきてねぇ、妹ちゃん~♥」

妹「うん! ありがとう!!」

青年「あ、でも帰ったらお仕置きね? 口調」

妹「あ……」

ア「今日くらい勘弁してあげなさいよぉ? 記念日なんでしょぉ……」


ナ『少女の望みどおりのゴスロリを何着か、動きやすいけれど、ちゃんとかわいいデザインの服(ワンピースや、ズボン・スカート、上着、コートなどなど)を大量に、買い込んで帰りました。もちろんあれ関係も』


青年「楽しかった?」

妹「うん! お姉ちゃんにきれいにしてもらったし!!」

青年「きれい? あぁ、化粧?」

妹「すごいね!!」

青年「うーん、僕にはまだ早いと思うんだけどなぁ……」

妹「別にこれからもやろうとか思ってないよ。だってダメでしょ?」

青年「……そうだね、もう少し大人になったら。今は……これくらいなら教えてあげる」

妹「なにそれ?」

青年「マニキュアだよ。爪をきれいにするの」

妹「わぁ! お兄さんの爪綺麗だね!! でもこれ絶対男の人がやるものじゃないよね!!」

青年「今から落とすの!」

妹「うわ、お兄さん指細い……白っ!」

青年「はいはい。これなら、そうだね、爪伸ばさない範囲でならいいよ」

妹「ほんと!?」

青年「でも、危ないから、体術のときとかは、ラインストーンとか、ごてごてしたのつけちゃだめだよ?」

妹「わかった! ありがとうお兄さん!!」

青年「よしよし。……さて。じゃぁ、今日の反省ね?」

妹「……え」

青年「口調・話す内容等々、ね?」

妹「………………」

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