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エブリデイ・オブ・魔国  作者: 盗賊
魔国Dark Side
50/66

魔国Dark Side  スナイパー⑦

 直しました!

 すみません。間違って投稿してしまったため、皆様にご迷惑おかけしました。

 今後同じような間違いをしないよう注意いたします。

 本当にすみませんでした。

妹「……」

姉「ちょっと、起きなさいよ」

妹「……あれ?」

姉「いつまで寝てるつもりなの? さっさと仕事なさいよどんくさいわね!」

妹「……おねえ、ちゃん?」

姉「ハぁ? 何言ってるの? 私以外の何に見えるの?」

妹「ここ、家……?」

姉「ハぁ? 寝すぎて頭とけちゃった?」

妹「帰ってこれた」

姉「??」

妹「帰ってこれたんだ! やった! 帰ってこれた!!」


妹「……れぁ……かえって……」

ナ『少女は目を覚ましました。灰色の天井、寝ているのはベッド。自分の家にはない、柔らかい、フカフカしたベッドでした』

妹「……ゆめ……夢か……」

ナ『少女は声もなく泣きました。あぁ、自分がどれほどあの家を想っているのか。どれほどあの家が素敵だったのか……』

妹「……帰りたいな……」

ナ『ですがとらわれてしまった少女には、もう想うことだけしかできないのです』

青年「あ、起きた?」

ナ『青年が奥の部屋から現れました。少女は気が付きませんでしたが、そこに扉があったようです』

妹「……」

ナ『物腰の柔らかい青年。いつもふんわりと人好きのする笑みをその顔に浮かべて、その笑顔のまま自分の体に、少女に苦痛を与えるためだけに刃物を突き立てるようなおかしな人でした』

青年「あれ? 返事できる?」

妹「……はい」

青年「……あーっと、精神ちゃんと生きてる? 死んでないよね?」

妹「……大丈夫です」

青年「……ごめん、やりすぎた」

妹「大丈夫です」

青年「……」

ナ『笑みに少し困惑を混ぜて、ベッドの端に腰掛けます』

青年「ごめん。ほんと。君の心壊すまでやろうとはしてないんだよ? 倒れるとは思ってなかった。こんな世界にずっといると正常な感覚ってのがなくなるみたいで……」

妹「……」

青年「あぁ、言い訳だね。ごめん。あ、傷は治ったから安心して? ……見る?」

妹「見ない見ない見ない見ない!!」

青年「あ、よかった。戻った。僕に敬語はいらないから」

妹「……治ったって、そんなに早く?」

青年「んー? 三日だよ?」

妹「三日!?」

青年「そう、君、三日も寝てたんだ。だから、うん、本当反省してる」

妹「いや、三日で治るもんなの!? ナイフ一本全部入ってたよ!?」

青年「あ、そっち? い……ったけど聞いてないのか」

妹「何が?」

青年「僕トカゲの獣人なんだよ。で、トカゲって生命力も再生力も高いんだ。ついでに痛みも感じなくなったしね。だから、あれくらいなら全然大丈夫」

妹「へ、へー……そうなんだ……」

青年「傷跡は残ってるけど。まぁ、普通だよね」

妹「……ん? 獣人? 魔族?」

青年「僕はそうだよ。ほら、耳尖ってるでしょ?」

妹「トカゲ感が全くない!!」

青年「えー……あ、お腹とか腰のあたりには鱗あるよ? 変化もできるし」

妹「わー!!」

青年「さて、っと。食欲ある?」

妹「あの、もうちょっと説明……」

青年「憐れんであげるのは三日前だけ。てか、無くても食べてもらうよ。朝ごはん」

妹(今、朝なんだ)

青年「立てる?」

妹「……」ふらぁ

青年「ほら頑張れ」

妹「……」しゃ、しゃき~ん……?

青年「……歩けるならいいか」

妹「……」

青年「もしかしてまともに食事もさせてもらえてなかった?」

妹「はい」

青年「そっか。あ、こっちの部屋が料理作って食べる部屋ね」

妹(ダイニングキッチン?)

青年「今日のメニューは食パンとスープと目玉焼きとベーコンです(どやぁ」

妹(あのドヤ顔、もしや、まさかの手作り!? てか豪華!!)

青年「椅子座れる? 高い?」

妹「大丈夫」

青年「よし。箸がいい? フォークとかでいい?」

妹「はし?」

青年「フォークでいいね。ナイフいる?」

妹「大丈夫!」

青年「飲み物は……コーヒーと、牛乳と、炭酸系ジュースと、リンゴジュースならあるよ。あ、コーヒーと牛乳あるからコーヒー牛乳もいけるね。砂糖あるから甘いのできる。でも水はないや」

妹「リンゴ。しか飲めない」(甘党?)

青年「分かった。グラスグラス……ビーカーでいい?」

妹(なんでビーカーはあってグラスがないの!?)

青年「では、いただきます」合掌

妹(意外と礼儀正しい!?)

ナ『しばらく二人は無言で食べていましたが、少女の食べる速度は遅く、少女がようやく半分を食べ終わる頃には青年は食後のコーヒーを飲んでいました』

青年「……」

妹「もぐもぐ」

青年「……その肉……」

妹「?」

青年「僕の肉だよって言ったらd」

妹「んぐっ、げほっ、げほげほ!!」

青年「わぁ! ほんの冗談! ただのジョーク!!」

妹「いって、いい、げほっ、と、わる、げほげほ!!」

青年「はいはい、水分!!」

妹「ごくごくごくっ! もう! 言っていいことと悪いことがあるでしょ!? しかも昨日、じゃないんだっけ? あんなの見せられたら冗談に聞こえないよ!!」

青年「わー、ごめん!」

妹「まったく」

青年「あ、ほ、ほら、デザートに僕のトッテオキマジカルパフェあげるから」

妹「なにそのネーミングセンスないパフェ! しかもパフェ!? 女の子か!!」

青年「えー!? おいしいよ!?」

妹「問題はそこじゃないよね!?」

青年「おいしいのに……」

妹「……」

ナ『二人はまた無言になりました。今度は何事もなく食事を終えました』


青年「あ、お風呂あるけど、溜めるのめんどくさいからシャワーでいい? 浴びてきなよ」

妹「シャワー!?」

ナ『青年の部屋には壁と同化した、魔法によって開く扉がいくつもあったようでした。今確認できたのは台所へと続く扉と、トイレの扉と、お風呂の扉の三つです』

青年「お風呂がよかった? ためてもいいけど……」

妹「いや、十分! ベタベタしてて気持ち悪かったの! ありがとう!!」

青年「……」

妹「何?」

青年「いや、この状況でもお礼言えるのか、と思って……」

妹「そういえばそう……って、だったら食事t……」

青年「体が基本だからね。食事はしっかりとってもらうよ」

妹「……」

青年「まぁ、いいや、なんでも。とりあえず入っておいで。あ、僕の服でいけるよね……?」

妹「とりあえずいってくる……」

青年「いってらっしゃい」

ナ『そうして少女は青年のシャツをワンピースとして着ることに……アレ? 下着は?』

妹「スースーする」

青年「ごめん。そこまで考えてなかった。髪乾かしたら買いに行こう。うん。ごめん」

妹「え、この恰好で行くの?」

青年「……頑張って!!」

妹「……」

青年「と、とりあえずこっちおいで」

ナ『ベッドに座り、隣をぽんぽんと叩いておいでおいでする』

妹「何?」ちょこん

青年「目つぶって」

妹「……?」

青年「頭ふくよー」

妹「うわっ!?」

 わしゃわしゃわしゃ

青年「髪短くなったね。どうしたの? イメチェン?」

妹「違うよ! 男として売られたの!!」

青年「あー、だからボス騒いでたのか」

妹「そうだよ!」

青年「じゃぁ、また伸ばす? 短い方が濡れてもすぐ乾くけど」

妹「伸ばす」

青年「そうだね~女の子だもんね」

妹「うん」

青年「でも、短い間は男の子の服でいいかな。買いに行くのだいぶ恥ずかしいし……」

妹「はい」

青年「じゃぁ、ブラシするよ~」

妹「ど こ か ら だ し た ?」

青年「アサシンですもの~」

妹「理由になってないし、お兄さん使わないでしょ!?」

青年「時々使うんだな~これが」

妹「!? じょ、じょそうへ……」

青年「もちろん仕事で」

妹「……ほっ」

青年「これでよし。じゃぁ、買いに行こうか」

妹「うんっ!」

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