魔国Dark Side スナイパー④
ナ『少女は人さらいに捕まって数日』
不審者一「よし、頭の傷はだいぶ癒えましたね。もう売っても大丈夫そうです」
不審者三「よかったぁ!」
妹「けっ!」
不審者二「ガラわりぃな」
不審者三「誰もアニキには言われたくないと思う!」
不審者二「よし、死ぬ覚悟はあるな?」
不審者三「うわーん!」
妹「ふふん」
不審者二「笑ってんじゃねぇぞがきぃ!!」
妹「ただ笑ってるんじゃないよ? 鼻で笑ってるの!」
不審者二「……なおわりぃわぁぁぁあああ!!」
不審者一「はいはい。コントはそこまでにしなさい」
不審者二「コントじゃ……」
不審者一「黙れ」
不審者二「……」
妹「怒られてやん、ぐふっ!?」
ナ『少女はいきなり腹を蹴られました。続けて頭を踏みつけられます』
不審者一「大事な商品です。見えるところに傷はつけませんよ。安心してください」
妹「う、ぅぁ……」
ナ『ぎりぎりぎりと、徐々に力を込めて頭をつぶしていきます』
不審者一「ですが、いくら商品とはいえ、これ以上生意気言われてなめられても困るのですよ。周りに躾もできないと思われたら商売あがったりなので。反抗的なのがいいという方もいますが、さすがに対等に思われているのはいけないのですよ。そこのところ、分かりますか?」
妹「……」
不審者一「分かりますかって、聞いているんですよ、ゴミが」
ナ『丁寧口調の不審者が、少女を何度も痛めつけます。力を加減して、見えるところにあざや切り傷を作らないように、何度も何度も』
不審者一「はぁ、まったく、私としてもこんな暴力はしたくないのですよ? 商品価値は下がりますし、時間の無駄です。ですから、わ、か、り、ま、し、た、か?」
妹「……」
ナ『少女は無言で自分の唇を噛み切りました』
妹「ぺっ、……あれ? 傷ついたね?」
ナ『血色の濃い唾を吐きだして、にやりと笑い、そう告げます』
不審者一「……この、がきっ!!」
妹「がはっ!?」
不審者一「下手に出てれば調子に乗りやがって!! この、~~~~ガキ! 糞~~~~~~~~~!! ~~~~! ~~~、~~~~、~~~~~~~~~~!!」
ドカッバキッグシャッボキッゴスッグキッボカッグチャッ
ナ『丁寧口調はどこへやら。聞くに堪えない罵詈雑言を同じ口から吐き出して、気の向くままに少女に暴力をふるいます。その様に不審者二と三も顔を見合わせて、距離を置くほどでした』
妹(わー、ねこかぶりー……)
ナ『少女はどうでもないようなことを思って、また意識を手放しました』
不審者一「……はぁ、少しやりすぎましたかね」
不審者三「いつも冷静なあの旦那がねー……」
不審者二「大丈夫か?」
不審者三「もう、何も考えずに売っちまいましょうよ! 奴隷なんて、けっこうボコしたやつ売ってますし! ヤク漬けにしたってまぁ、欲のはけ口くらいにはなるし!!」
不審者二「だな。女ってだけで買うやつもいるし、最悪その手で……」
不審者一「とりあえず、多少傷が治ったら口塞いでさっさと市場に出しましょう。この荷物は厄介すぎます……」




