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エブリデイ・オブ・魔国  作者: 盗賊
 
4/66

勇者のターン!

 作者暴走☆

 勇者

 外見、金髪碧眼。身長、百六十五くらい? おしゃれキノコ。いつもだと細身の青っぽい剣を帯剣。

 性格、アウトドア派。元気。時々空回り。時々乙女。

 趣味、バドミントン、音楽を聴くこと。

 好きなもの、ネズミーリゾートのキャラもの(だっひー)、バドミントン、バイオリン、食べること、モーブのお菓子、生クリーム。

 嫌いなもの、お化け、難しいこと、G。

 口調、結構さばさば。

 以上。


 勇者の心情

 最悪だ。お化け屋敷で、あんな態度! 魔王は悪くないどころか、怖くないようにしてくれたのに、首絞めかけた挙句、恥ずかしいからって、魔王にバカとか!! ……いや、元々お化け屋敷いこうとか言った魔王が悪いんだがな!! そうだ! 魔王が悪い!! ……あーーーーーーー!! もうっっっ!!


ナ『お化け屋敷後……』

 ぴーろーろ、ぴーろーろろ、ぴーろーろろろー♪(帰れ~という意味合いの音楽)

勇「……」

魔「あぁ、もう閉園か、早いな……」

勇「そうだな」

魔「楽しかったなぁ」

勇「そうだな」

魔「……まだ怒ってんのか?」

勇「別に」

魔「……」

勇「……」

魔「ゆ、勇者……」

勇「……ごめん!」

魔「え?」

勇「ごめん!!」

 突然走り出す勇者。

魔「え、ゆ、勇者!?」

勇「……」猛ダッシュ

魔「足はやっ!! ちょ、待てって勇者!!」

ナ『そうして走り去った勇者……』


勇「はぁ、はぁ……」

ナ『しばらく走った後、どこかの建物の壁に手をついて、息を整える勇者』

勇「はぁ……あー、もうっ!! なんで逃げちゃったんだー! 私は……さっきから、もう……楽しかったのぶち壊しだ……ぐすっ」

魔「そうでもねぇよ?」

勇「!?」

魔「発信機系の魔法かけといてよかった……」

ナ『だいぶ疲れた風の魔王』

魔「ふっ……インドア派なめんなよ」

勇「そこ自慢するとこ違う」

魔「そうか?」

勇「じゃなくて、えっと……」

魔「勇者、ちょっと付き合え」

勇「え?」

魔「いいから、ちょっとこい」ぐいっ

勇「わっ、ちょっと、魔王!?」


 …………


魔「目ぇつぶってろ?」

勇「わ、分かった」

魔「まだだぞ?」

勇「う、うむ……」

 ……

勇「まだか?」

魔「もうチョイ。あ、そこ足元気をつけろ」

勇「わっ!?」

 こけかける勇者を魔王が難なく抱き留める

魔「だから気をつけろって……」

勇「///」

 ……

魔「……もう目ぇ開けていいぞ」

勇「……まぶ……し、え……?」

ナ『目を開けたそこに広がる風景。それは……』

勇「……綺麗……」

ナ『色とりどりの花が咲き乱れ、白い蝶が舞う、森に囲まれた小さな秘密の花園。夕陽が差し込み、赤く彩られたそこは幻想的な……』

魔「気にいってもらえたようで何よりだ」

勇「どうしたんだ、ここ……?」

魔「あー、あんま聞かないでもらえると助かる……」明後日の視線

勇「そうか? わー、綺麗だなぁ……」

ナ『乙女勇者にはどストライクな場所だったようです』

勇「なんだ、悪いか」

ナ『別に?』

魔「悪かねぇけどよ。いつものお前見てると多少の違和感が……」

ナ『いつもこんなに乙女なわけじゃないですよ!? 本当は!!』

勇「なんだその言い方は!!」

ナ『きゃっ、全然怖くなぁい』

勇「……」

魔「んで、あの、だな……コメディー一直線なとこ悪いんだが……」

勇「なんだ?」

魔「……ちょっといいか……?」

勇「ん? どうした、魔王?」

魔「ちょっと、な……」

勇「?」

魔「勇者、今から大事な話をする。茶化すなよ(さっきまでコメディー路線だったけどな)?」

勇「あ、あぁ……(いつものことのような……)」

ナ『お二人とも? かっこがコメディーですよ?』

魔「……ふぅ、よしっ」

 魔王、跪き勇者の手を取り、軽く口づける風。

勇「ま、ままままま、魔王っ!?」

魔「勇者……お前が好きだ。結婚を前提に、付き合ってほしい……」

勇「……」ぽかーん

魔「……」

勇「……」ぽけー

魔「……ゆ、勇者?」おーい?

勇「わ、わわわ……」段々と赤面

魔「?」

勇「私でよければ、喜んでっ!!」

魔「勇者……!!」

 思わず、といったふうに立ち上がり、勇者のことを抱きしめる。

勇「//////////」

魔「めっちゃ顔赤いぞ? 大丈夫か?」

勇「だ、だだだ、誰のせいだ!!」

魔「……俺のせいだな♪」

勇「~~~ッ!!///」パクパク

魔「ふははははw」

勇「そんなところで魔王らしい笑い方をするんじゃない!!」

魔「ふっ、これからもよろしくな、勇者?」にやっ

勇「……こ、こちらこそ……って、いきなり話を逸らすな!! それより、なんで私なんだ? 私で本当にいいのか!?」

魔「お前がいいんだよ」

勇「どこがだ!? どのへんだ!?」

魔「んー、全部?」

勇「答えになってないぞ!!」

魔「しょうがねぇじゃん。いつからそうなったのかもわかんねぇし、気がついたら好きだったんだよ。どこが、とか、そういうの抜きで」

勇「でも、さっきだってあんな……」

魔「なんだよー、そんな断りてーのかよー」

勇「ち、ちがっ!!」

魔「あー、そういや、勇者は俺のこと好きなんて言ってねーもんなー、ホントは俺のこときれーなんだろー」

勇「ち、ちちちち、違うぞ!!」

魔「じゃぁ、なんだよ?」にまにま

勇「か、確信犯!!」

魔「ひでぇ、やっぱ俺のこと……」よよよ……

勇「好きだ!! 大好きだ!! 愛してる!!」

魔「わっ、そこまで言ってくれるとは……」

勇「な、なんだよ!!///」

魔「俺も大好きだぜ、勇者w」

勇「そこで笑うな!!」

魔「はははっ」

勇「なんなんだもー!!」


ナ『こうして、魔王と勇者の甘いアツアツカップル誕生の巻は幕を閉じていくのでした……』

勇「なっ、誰が甘いアツアツカップルだ!!」

ナ『あなたたちですよ?』

勇「~~~っっっ」

魔「しょうがねぇだろ? さ・く・しゃ・が!! ラブコメ書くつもりが最後何をどう間違ったかベタ甘にしやがったから……」

勇「作者ー!!」

作『え、えーっと、はい、今回はここで終了ですっ、みなさーん、まったね~☆』

勇「おいこら待て作者!!」

ナ『終わりっつったら終わりなんですってば!!』

勇「まだ抗議が……!!」ぶつっ

 つーつーつー

魔「……電話かよ……」

 注! 勇者はいつもあんな乙女乙女しているわけではありませんよ? 魔王がラブコメ的に絡んだとき限定です。

勇「さーくーしゃー……?」

 きゃっぜんっぜん怖くなぁい☆ 所詮この話の中で最弱! スライムにすら勝てないという設定付の奴なんかこわくないですよったら!!

勇「……」

 ほら! 文字数多くなっちゃいますからさようならっ!

勇「……またねー……」

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