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エブリデイ・オブ・魔国  作者: 盗賊
 
14/66

双子イン魔国3

ナ『葵が魔王執務室に行くまでのドタバタ』


盗「みっかんないねー」

勇「そうだなー」

葵「まったく! 一体どこほっつき歩いてるのよあのバカ!!」

勇「……なぁ、和平条約も結んでるし、大丈夫、だよな……?」

盗「そこん所はどうともいえないね、はっきりとはさ」

勇「な、それじゃ……!?」

盗「黙ってね? 嬢ちゃんに聞かせらんないや」

勇「あ、そ、そうだな。軽率だった。すまない」

葵「???」

 ~しばらく~

盗「みっかんないねぇ~……」

勇「そうだなぁ……」

葵「……」

盗「んー? 葵ちゃん? どうした?」

勇「疲れたのか?」

葵「碧、無事、だよね……?」

盗「たぶんダイジョブでしょ」

葵「たぶん……?」

勇「大丈夫だ! 絶対!!」

葵「じゃぁ、何で見つからないの? もしかして……」蒼白

勇「だ、大丈夫だって!!」

葵「うっ、ふぇ……」

盗「ちょっと、お嬢さん! 君がそんなふうに言っちゃうならそうなっちゃうかもよ? ちゃんと弟君信じてあげなよ!」

勇「そ、そうだぞ!! 弟君だって葵ちゃんのことを探しているかもしれないじゃないか!」

葵「そう、かなぁ……」

勇「そうだそうだ!!」

盗「探せないような状況に陥ってるならもう終わりだからねー」

勇「黙れ盗賊!!」

盗「おっと……そういう意味じゃ……」

葵「ふぇっ……」

勇「あ、そ、そうだ!! 魔王に相談してみないか!!」

葵「ま、おう……!?」

盗「あー、別にラスボスとかじゃないから大丈夫だよ?」

勇「そうだぞ。いい兄貴なんだ!」

盗「いい彼氏でもある、と……」

勇「と、とととと盗賊!?///」

盗「はいはい。そんなリズム刻まなくても聞こえてるわよん」

葵「……」

盗「まぁ、行きましょっか」

葵「……うん」

勇「はぁ、迷子のお知らせでもできればいいんだけどな……」

盗「あ、それいいじゃん。最初からそうすればよかったね」

勇「ハ?」葵「え?」

盗「えー、コホン。ぴんぽんぱんぽーん♪ っとね?」


 魔王城執務室

葵「う、うわーーーーーーーん!!」

盗「あーう……」

勇「まおー!!」

魔「な ん で こ う な っ た」


 ~ちょっと前~

魔「……」

盗「まぁ、色々ありまして、マオマオ、城主として、この事件、突如現れた双子事件解決にご協力願いまーす♪」

魔「……」

勇「ほ、ほら、この子だってすっごく困ってるわけだしな!?」

魔「……」

勇「魔王、頼む!!」

魔「あのなぁ、こっちだって書類整理に忙しいんだよ。特に、今、最近、徹夜続きで、相当……つれーぇんだよ……?」ぎろっ

葵「……っぅ」

魔&勇「?」

盗「……」耳ふさぎ

葵「うわーーーーーーーーーん!!」


盗「って、ことがあったからだよね?」

魔「え、俺のせい!?」

盗「魔王、鏡見てみなよ? いますっごく目つき悪いよ?」

魔「……」

 葵「うわーーーーーーーん!!」

 勇「あ、葵ちゃん!? だ、だいじょぶだからな? 魔王はな、ああ見えてな、すっごくいいお兄ちゃんだからな!?」

 葵「あーーーーーーーん!!」

盗「大体さぁ、魔王って、ラスボスやん? そういう色眼鏡もあったと思うのよ?」

魔「~~~」

盗「にゃはは……あーぁ」ちらっ

魔「わ、悪かったって! ほ、ほら、飴でも食うか!?」

葵「いらなーーーーーーーい!!」

魔「え、えっと、じゃぁ、綿飴でも食うか!?」

葵「いらないもーーーーん!!」

魔「えっと……ロリポップもあるぞ!」

葵「飴から離れようよーーーーーーーー!!」

魔「えっと、えっと……」おろおろ

勇「ま、魔王が最後の頼みの綱だったのに……」

魔「え、なんで俺!?」

 ばんっ

碧「葵ちゃん!?」

葵「み、碧!?」

モ「わっ、魔王様すみません! ノックもせずに!!」

碧「誰だよ葵ちゃん泣かせたやつ……!!」

盗「そこの魔王様♪」

魔「おいこら盗賊!」

碧「許さない……」

葵「碧よかった見つかったぁ……」きゅっ

碧「あ、葵ちゃん!?」

葵「よかったよぉよかったよぉ」えぐえぐ

碧「あ、葵ちゃん……///」

盗「わー、何だかカオスってるねぇ♪」

魔「その一因お前だろ!?」

盗「面白いのは好きだよ?」

魔「だからってなぁ!!」

葵「碧のばがぁ! 一体どごいっでだのよぉ……」

碧「ご、ごめんよ葵ちゃん。すぐ探しに行きたかったんだけど……」

葵「こわかったよぉ……!!」

碧「大丈夫だよ! 僕がいるからね! 僕が葵ちゃん守るからね!! ……で、誰? 葵ちゃんこんなにしたの? 魔王ってあんた?」

モ「魔王様になんてこと言うんだ!! すみません魔王様!!」

魔「いや、いいんだけど……」

碧「許さない許さない許さない……」

葵「えぐえぐ、碧のドアホぉぉおおおお」

碧「ごめんごめんね葵ちゃん」

   盗「……収集つかないね……」

   勇「私なんか口をはさむ余裕もないぞ?」

   盗「……困ったね」

   勇「その一因はお前にもあるんだが、そうだな……」

   盗「一回この辺できって、次回、落ち着いてから再開しよっか……」

   勇「……そうだな……」


盗「ではではみなさまー!」

勇「さよーならー!!」

ナ『あ、それくらい私に言わせてくださいよー!! 碧君のせいで私散々な目にあって……』ぶつっ

 最近ナレーさんが使えなくて困り気味の作者です。

 カオスです。グダよりカオスです。あれ? おかしいな……

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