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エブリデイ・オブ・魔国  作者: 盗賊
 
10/66

騎Cのショートターン!

 ビィが去った後。

ナ『なんなんですかもー!! 最後まで喋らせてほしかったですよー!!』

 ひたひた……

作『嘆くナレーターの後ろに、そっと忍び寄る影が……ッ!!』

ナ『何言ってんですか作s……どぅわ!?』

 後ろから斬りかかってきた騎Cを間一髪で避けるナレー。

騎「なんで言っちゃうのぉー作者ぁー?」

作『おっと、殺気が……では、失礼……』

ナ『おいこら作者ぁ!?』

騎「アハハッ! ねぇ、ナレーさぁん、お願いg……」

ナ『やな予感しかしませんので強引にプロフィール行きます!!』


 騎C

 外見、砂髪赤銅目。身長、百八十越え? 髪にはよく血がこびりついているらしい。白いジャケットの騎士服。外面はよく、女性受けが大変よい。本人は心の中で毒づいている。

 性格、戦闘狂。S系ヤンデル。なにげにいいやんちゃ系お兄ちゃん属性持ち(勇者にスパルタだがちゃんと剣の指導をしているところから)?

 趣味、戦闘、勇者いじり。

 好きなもの、モーブ、モーブのお菓子、剣、血、戦闘、盗賊さん、アソビ。

 嫌いなもの、書類、デスクワーク、会議、じっとしてること。

 盗賊に、七十五パーセントの恋愛的好意(片思い)、十四パーセントのアソビタイ、十パーセントのヤンデル感情、一パーセントの罪悪感をもっている。

 以上。


ナ『さ、これで紹介はおしまい! さ、今日はこの辺で……』

騎「なぁんで、そんなにさっさと終わらせようとしてるのぉ? ねぇ?」

ナ『ギャー!! 抜身の剣持ってこっちこないでくださーい!!』

騎「いやさぁ、最近そういえばぁ、あんまり遊べてないなぁって思って、だからあそぼぉ?」

ナ『なんで私にそんなこと言いますか!? 私より適任がいるでしょう!?』

騎「盗賊さん、最近会えてないんだよねぇ。なぁんか、魔王様関係らしいんだけどさぁ? なんか知らない?」

ナ『そ、それは主要メンバーの紹介見ればいいと思います!!』

騎「ふーん。わかったぁ」

ナ『……ほっ』

騎「じゃ、フツーにアソボっか?」

ナ『私には荷が重すぎますぅううううううう!! 盗賊さぁぁぁぁああああああああああああああん!!』

盗「はいはい? 呼ばれて飛び出……ません、さようなら」

 空中からポンッ、と出てきて、着地し、そのままナレーターに背を向ける盗賊。

ナ『ちょっと見捨てないでくださいませぇぇええええええええええええ!!』

騎「盗賊さぁん♪」でりゃっ

盗「どぁぅふ!? いきなり切りかかってきてんじゃないわよ!?」

騎「ねぇ、あーそーぼー!」ひゅんっ

盗「うん、いーやーだー!」さっ

騎「いいジャンけちぃ!」びゅっ

盗「やだよばかじゃないの!?」さっ

騎「楽しいことがしたんだよぉ」しゅっ

盗「だったら一人で勝手にやってればよかよ!」さっ

騎「やだぁ! 盗賊さんも一緒にイこ?」ぶんっ

盗「勝手に一人で逝ってろ」さっ

騎「字が違うかなぁ?」ざっ

盗「べーっだ!!」さっ

騎「いい加減避けないで、よぉ!!」とぅ!

盗「避けなきゃ死んじゃうわよ!」さっ

騎「相手してって、言ってんのぉ!!」

盗「おっことわりぃ!! あ、マオマオ!! ヘルプ!! あんた上司でしょ、何とかしなさーい!!」

魔「……えー……」

盗「捕獲!!」がしっ

ナ『通りがかりの魔王が捕まりました』

魔「つかまりましたー……」

騎「盗賊さぁん?」

盗「魔王?」

魔「……いや、俺が何とかできるわけねぇだろ? これ何回やってると思ってんだ? 今までだって無理だったろ? てか、騎C俺の言うこと聞かねぇし……」

盗「躾がなってないわよ上司!」

魔「そんなこと言われてもだな……」

騎「あ、じゃぁ、へーかも一緒に遊びますぅ?」

魔「いらない遠慮するてかむしろ拒否する断固として」

ナ『流れるような早口!!』

騎「ほら、やっぱりぃ! じゃぁ、盗賊さん……って、あれぇ?」

ナ『いつの間にか消えてた盗賊』

魔「……アンにゃろ! 面倒事押し付けたくせにいきなりいなくなるたぁどういうこった!!」

ナ『いつも書類押し付ける魔王よりはだいぶかわいいと思うのですが……』

魔「こっちの方が断然めんどいわ!!」

ナ『でも、魔王相手だったら騎Cも諦めるでしょう?』

魔「だからってなぁ!!」

騎「……ちぇっ」剣しまい

魔「よし」

ナ『ほっ、これで危機は去りましたので、締めさせていただきます! ではではみなさんっ』

魔「じゃーなー」騎「ばいばーい」ナ『さようなら、って、みんなバラバラ!?』

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